本が好きな人なら、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」(キンドル・アンリミテッド)が気になるのではないでしょうか。
「本は好きだけど、買うとお金がかかるし、置き場所も困る…」 「通勤時間や寝る前に読書を楽しみたい」 「いろんなジャンルの本を気軽に読んでみたい」
こうした悩みや希望を持つ方にこそ、「Kindle Unlimited」はぴったりのサービスです。とはいえ、サブスク形式なので、実際に払ったお金に対しての満足感が得られるか不安に思う人も多いと思います。そこで、すでに2年以上使っている自分が、どのようなサービスなのかを紹介していきたいと思います。
Kindle Unlimitedとは?

「Kindle Unlimited」は、2016年8月から始まったAmazon(アマゾン)の電子書籍読み放題サービスです。月額980円のサブスクリプション形式で、豊富な本・雑誌・マンガが読めます。
取り扱っている書籍は、小説・ビジネス書・実用書・マンガ・雑誌・洋書など、500万冊以上。Amazonプライム会員でなくても利用できるので、誰でも気軽に始められるのが魅力ですね。
例えば、マンガのカテゴリーを開いたら、次のような作品が表示されました。もちろんこれは一部ですが、割とメジャーな作品が含まれていることがわかります。

なお、「Kindle Unlimited」と表示されていれば、読み放題対象であることがわかります。自分の読みたい本が対象かどうかをいくつかチェックしておくといいですね。

料金プランと無料体験について
「Kindle Unlimited」の料金プランは月額980円です。初回は30日間の無料体験付きで、制限なしで「Kindle Unlimited」の読み放題サービスを楽しめます。
さらに嬉しいことに、2025年5月6日(火)までの期間限定で「最初の2ヵ月0円(無料)キャンペーン」を実施中です!この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。
「試してみたけど合わなかった…」となってしまう不安を抱く人も多いと思います。このような場合は、無料体験中に解約(自動更新をオフ)しておくといいでしょう。そうすれば、料金は一切かからないので、安心してお試し利用できます。もちろん、「使えるな」と思ったら自動更新をオンにしておきましょう。
Kindle Unlimitedの5つの魅力
実際に使っている私が感じる「Kindle Unlimited」の魅力を5つご紹介します。
人気雑誌が読み放題
Kindle Unlimitedは、雑誌も読み放題です。週刊誌から趣味の月刊誌、最新刊からバックナンバーまで無料で読むことができます。
昔と違って雑誌を買うことは少なくなりました。大抵の情報はネットで入手できますからね。しかし、ネットは情報が断片的なのが難点です。一方雑誌は、特定ジャンルに特化して情報が整理されているのでわかりやすいですし、思いがけずに新しい情報が得られることがあります。これって結構大きなメリットなんですよね。
また、雑誌はきちんと編集作業を経て作られているので、情報の信頼性が高いのも魅力(スポンサーへの忖度でダメなケースもありますが)。自分がアンテナを立てていない最新のトレンドもチェックできるのもいいところです。さらに、紙の雑誌は読み終わった後は邪魔になってしまいますが、電子書籍なのでポチッと消せば、場所もとりません。
このような理由から、読み放題で雑誌が読めるのは、思ったよりも便利なのです。自分の場合、ガジェット系の情報は、ASCIIやMac Fanなどはよく読んでいます。また、雑誌一覧を見ていると「まだあったのか!」というものも多いんですよね。そのような雑誌がどのような形で続いているのか読んでみるのも面白いです。

知識を深めるビジネス書や新書、哲学書などは豊富
仕事や自己啓発に役立つビジネス書や新書、知的好奇心を満たすための哲学書は充実しています。「あのテーマについて勉強してみたいな」と思ったときにすぐに読めるのは大きなメリット。これらの本をよく読む人は、Kindle Unlimitedに加入するのがおすすめです。
個人的に読んで良かったと思うのは、著者である脳科学者の体験を通じて脳の仕組みがよくわかる「WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方」ですね。少し前のTED講演で大きな話題になっていたので読みたかったのですが、まさかKindle Unlimited対象だったのです。早速読破し、かなり勉強になりました。

あまり手に取らない仏教関係ですが、「ロボット工学と仏教 AI時代の科学の限界と可能性」もおすすめです。ロボット工学の第一人者(ロボコンの創始者ですね)である森政弘氏と心理学者の上出寛子氏の計600通を超えるメールを約200通に抽出・凝縮して、時系列に配列したもの。「論理」を拠り所とする科学者が「矛盾」をはらむ仏教(宗教)をどう受容していったのかがわかる本です。

まだまだおすすめしたい本はありますが、このくらいにします。ただ、読み放題タイトルになっているのは知らず、偶然出会った書籍です(特に後者)。普通に生きていたら手に取ることはなかったでしょうから、そのような本に出会えるのはKindle Unlimitedの大きな魅力です。
専門書や参考書も充実
専門書や参考書なども対象になっていることが多いのも特徴ですね。プロ向けのアプリ(例えば、LightroomとかPhotoshop)の場合、ネット上の情報だと体系化されていないので、知りたいことがなかなか知れないのですが、本になっていると情報がまとまっているので、わかりやすいというメリットがあります。

また、初心者向けのムック本も多数対象になっていますね。iPhoneとかiPadなどは、毎年新しい機能が追加されるので、これを追いかけるのも大変です。そのようなときは、初心者向けの本を読むと大抵の情報を入手できます。

このような感じで、新しいガジェットを買ったときや、アプリの使い方を学びたいときに、すぐに参考になる本が読めるのは便利ですよね。趣味や実用的なハウツー本も多いので、日常生活にも役立ちます。
話題の小説や名作も対象
映画化されるなど話題になった原作小説が対象になっていることも多くあります。例えば、少し前に映画化された筒井康隆の「敵」などは無料で読めます。
これ以外にも有名な作家の作品も読み放題になっていることがあるので、探してみるのがおすすめです。例えば、古典の名作SF小説「月を売った男」も対象です。

ただし、これまで説明してきた実用書などと比較すると、小説はそれほど豊富な感じはしないですね。強いのは、ライトノベル系という印象です。とはいえ、文学作品から軽めのエンターテイメント小説までジャンルは幅広くカバーしているので、読みたい本があったら探してみるといいと思います。また、気分に合わせて試し読みするのもいいでしょう。普段手に取らないような作品にも挑戦しやすいので、読書の幅が広がります。
人気のマンガもお試しで読める
マンガがどのくらい読めるのか?と気になる人も多いと思います。マンガは暇つぶしにもちょうどいいですからね。マンガも多くのジャンルが読み放題対象になっています。また、出版社ごとに特集することがあるので、そのようなときは目当てのマンガが読み放題になることも少なくありません。
現在(2025年4月30日)は、小学館特集が開催中で、「葬送のフリーレン」や「名探偵コナン」のような人気作も対象でした。


個人的には秋からアニメが始まる「野原ひろし 昼メシの流儀」も楽しんで読ませていただきました。内容は本当にどうでもいい話ばかりですが、なんとなく読んでしまう魅力があります。孤独のグルメが好きな人ならハマりやすいかと思いますね。

ただし、マンガについては、最初の数巻が対象というケースが多いです。そのため、シリーズすべてを読めるという感じではありません。そのため、「このマンガ、面白いかな?」と試し読みするのに向いていますね。気に入ったら続きを購入するという使い方がベストでしょう。
Prime Readingとの違いは?
Kindle Unlimitedに似たようなサービスに「Prime Reading」(プライムリーディング)があります。どちらもAmazonが提供する読み放題サービスですが、大きく違う点は「料金」と「読み放題対象本の冊数」です。
料金については、Kindle Unlimitedが月額980円であるのに対して、Prime ReadingはAmazonプライム会員の特典なので、プライム会員費の月額600円(または年額5900円)のみで利用できます。本のタイトル数は、Prime Readingが1000冊以上である一方、Kindle Unlimitedは200万冊以上と段違いです。
そのため、プライム会員の人はPrime Readingで読み放題の使い勝手を試してみて、Kindle Unlimitedで読み放題になっている本を読みたい場面が多いようなら契約するといった流れで試してみるといいでしょう。
使い方のポイント
- 読める本は定期的に変わる
Kindle Unlimitedの読み放題のラインナップは定期的に入れ替わります。少し前まで読み放題対象作品だった本が、急に読み放題対象外になってしまうこともよく起こります。ですが、読み放題対象である間にダウンロードしておけば、読み放題対象外に変わっても返却しない限りは手元から消えることはありません。気になる本を見つけたら、まずダウンロードしておくのがおすすめです。 - 同時に借りられる冊数
Kindle Unlimitedで同時に借りられるのは、最大20冊までです。20冊を借りている状態で新たに借りようとすると、どれか1冊を返却する必要があります。 - どの端末でも読める
Kindle Unlimitedは、Kindleの機能の1つです。Kindleが使えるスマホ・タブレット・PCでそのまま利用できます。ブラウザで利用することもできますが、Kindleアプリを使った方が圧倒的に快適ですので、あらかじめインストールしておくのがおすすめです。アプリはスマホ・タブレットだけでなく、PC版(Win/Mac)も用意されています。
Kindleはタブレットとの相性が抜群
Kindleで雑誌やマンガをよく読むなら、絶対にタブレットを使うのがおすすめです。タブレットならゴロゴロしながらでも楽しめます。特に8インチのタブレットと相性が良いですね。そこで、自分がおすすめできるタブレットをいくつか紹介します。
iPad mini(A17 Pro)
最も快適に楽しむなら、やはりiPad mini(A17 Pro)が最適でしょう。A17 Proチップを搭載し、普段使いなら何をするにもサクサクと快適です。アップルの生成AIにも対応しているので、読書以外の用途でもフル活用できます。

iPad mini(A17 Pro)は👇の記事でレビューしていますので、併せてご覧ください。
Fire HD 8
Amazonが提供するタブレット「Fire HD 8」は、とにかく安いのが魅力。性能は正直高くないですが、Kindle本を読むだけなら問題ありません。コスパを突き詰めたようなモデルで、セールの時はほぼ確実に安くなるので、定期的に開催されるスマイルSALEをねらうのがおすすめです。

Fire HD 8は👇の記事でレビューしていますので、併せてご覧ください。
Headwolf FPad 6
FPad 6は、Helio G99 搭載で高精細 2.5K ディスプレイや大容量バッテリー、Widevine L1 に対応する8.4 インチ Android タブレット。これだけの機能に対応しているにもかかわらず、2万円台で購入できるコスパに優れた小型モデルです。電子書籍や動画視聴、日常的なアプリ利用に最適です。

FPad 6は👇の記事でレビューしていますので、併せてご覧ください。
まとめ:Kindle Unlimitedはこんな人におすすめ
ここまで色々な点を紹介してきましたが、まとめると次のような感じです。
- 様々なジャンルの本を読みたい方
一つのジャンルに絞らず、小説、ビジネス書、実用書、漫画など幅広く読みたい方には最適です。 - 本を試し読みしてから購入を決めたい方
「買ったけど合わなかった…」という失敗を避けたい方にもおすすめ。気に入った本だけ購入すればいいですね。 - 月に2冊以上本を読む方
一冊あたりの単価を考えると、月に2冊以上読む方なら元が取れます。特にビジネス書など単価の高い本を読むなら、すぐに元が取れます。 - 本の収納スペースに困っている方
電子書籍なので場所を取りません。通勤・通学時の荷物も減りますし、引っ越しの時も荷物にならないのが助かります。 - 通勤時間や隙間時間に読書を楽しみたい方
スマホやタブレットで手軽に読めるので、どこでも読書が楽しめます。
最初の30日間は無料ですので、気になった方はぜひ試してみて欲しいです。また、2025年5月6日(火)までの期間限定で「最初の2ヵ月0円(無料)キャンペーン」を実施中です。この機会をお見逃しなく。