2025年4月中旬ごろから、PC版YouTubeのサムネイルが突然大きくなっています。この現象は、多くのユーザーから報告されており、主にホーム画面やおすすめ動画のサムネイルが従来よりも極端に拡大され、一列に表示されるサムネイルの数が5つや4つから3つに減るなどの変化が見られます。
サムネイル自体は見やすくなったものの、一覧性はかえって低下しています。もし、Chrome系のブラウザを使っている人の場合、サムネイルの表示数をすぐに変更したい場合は、「YouTube Row Fixer」という拡張機能を使うのがおすすめです。
サムネイルの大きさが変わったのはデザイン変更の可能性
サムネイルのサイズが変更された件については、YouTubeのUI(ユーザーインターフェース)テストやデザイン変更の一環として、一部ユーザーに対して新しいレイアウトが試験的に適用されている可能性が高いと言われています。
一部ではバグや一時的な不具合の可能性も指摘されていますが、海外を含む広範囲で同様の報告があることから、YouTube側の意図的なUI変更やA/Bテストの影響と考えられます。
現時点(2025年4月下旬)では、YouTubeの設定からサムネイルの大きさや表示列数を直接変更することはできません。今後、正式な仕様として定着するか、再び元のレイアウトに戻るかは現時点では不明です。
サムネイルの大きさを変更できる「YouTube Row Fixer」
Chrome系のブラウザなら「YouTube Row Fixer」という拡張機能を使うと、サムネイルを一列にいくつ並べるかを設定できます。これにより、元の表示に近い状態へ戻すことが可能です。また、チャンネルのアイコンの表示・非表示、動画タイトルの全文表示など、細かなカスタマイズにも対応しているので、入れておくと便利な拡張機能です。
「YouTube Row Fixer」をインストールする
「YouTube Row Fixer」はChrome系のブラウザ(Edge、Brave、Vivaldiなど)で利用可能です。これらのブラウザで下記のリンクにアクセスし、拡張機能をインストールしてください。
インストールしたら、拡張機能アイコンをクリックし、「YouTube Row Fixer」のピンをクリックしてピン留めしておきましょう。すぐに設定にアクセスできるので便利です。

一列に並ぶサムネイルの数を調整する
サムネイルの大きさを調整するには、一列に並ぶサムネイルの数を調整すればOKです。
まず、ピン留めした拡張機能のアイコンをクリックして設定画面を表示します。その中の「Videos per row」で一列に表示するサムネイルの数を調整します。

数を設定したら、再読み込みします。すると、一列に並ぶサムネイルの数が変更されます。以前表示されていた数にすれば、ほとんど同じレイアウトに変更できると思います。

動画のタイトルをすべて表示する
サムネイルの下に表示されているタイトルは、長いと途中で切れてしまいます。すべて表示させたい場合は、「Show full video titles」をオンにします。

これでタイトルがすべて表示されます。

チャンネルのアイコンを表示する
この拡張機能をインストールすると、初期設定ではチャンネルアイコンが非表示になります。チャンネルアイコンを表示したい場合は、「Hide channel profile」をオフにします。

これでチャンネルアイコンが表示されるようになります。

ショート動画のサムネイルの数を調整する
ショート動画のサムネイルの数も調整できます。この場合は、「Shorts per row」の数を調整します。

設定した数に応じてショート動画のサムネイルが表示されます。

なお、初期設定では「12」が設定されていますが、最大で9つまでしかサムネイルは並ばないようです。
まとめ:最も見やすい数で調整しよう
このように、「YouTube Row Fixer」を使うとサムネイルの表示数を調整できます。サムネイルが大きくなると全体を見渡しにくくなり、正直なところ少々不便に感じていました。この拡張機能は、紹介してきた通り、サムネイルをかなり小さくできるので、動画を俯瞰してチェックしたいときは便利だと思います。
逆に一列に表示する数を減らしてサムネイルをもっと大きくすることも可能なので、自分が見やすい数で調整するのがいいでしょう。使い方も簡単ですので、サムネイルのサイズが変わって困っていた人は使ってみるのがおすすめです。