iPhone SE4や次世代iPadの発売が囁かれている中、MacBookの新型「M4 MacBook Air」に関する情報も海外のリークを通じて注目されています。これからMacを購入しようと考えている方、買い換えを検討している方は気になるところですよね。そこで、このMacBookのスペック・価格・リーク情報をまとめ、どんな感じのモデルになるか予想してみました。
M4 MacBook Airの発売は3月?
まず、Appleシリコン(Mチップ)になってからMacBook Airはほぼ毎年、新モデルが発売されています。実際の発売スケジュールは次の通りです。
- M3 MacBook Air(15インチ/13インチ):2024年3月4日
- M2 MacBook Air(15インチ/13インチ):2023年6月5日
- M1 MacBook Air(13インチ):2020年11月11日
M1モデルからM2モデルの間は約1年半開きましたが、M2モデルからM3モデルは1年弱での発売となっています。このような感じで、iPhoneのように定期的な発売間隔になってはいないということですね。
さて、海外のリーク情報などによると、M4 MacBook Airは2025年の1月から3月の間に発売される可能性が高いとされています。まず、ブルームバーグの記者であるMark Gurman氏や他のリーク情報によれば、13インチおよび15インチモデルがこの期間中に発表される可能性が高いとしています。また、アップルはすでに13インチおよび15インチモデルの量産を開始しており、製品の準備が進んでいるとのことです。
前述の通り、M3 MacBook Airは2024年3月に発売されているので、3月発売の可能性が濃厚です。となると、噂されているiPhone SE4や次世代iPadと同じ時期に発売されるのではないでしょうか。
なお、iPhone SE4や次世代iPadの予想まとめもしていますので、よかったらご覧ください。
スペックとデザイン
スペックがどれほど向上するかは気になるところですよね。では、肝心のスペックについて予想していきましょう。
プロセッサ
これは、何度も書いていますが「M4チップ」が搭載されるでしょう。M4チップの具体的なスペックは次が予想されており、M3チップと比較して約20%の性能向上が期待されています。
- M4チップ: 最大10コア(4つの高性能コア+6つの高効率コア)。
- GPU: 10コアGPUを搭載し、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングをサポート。
- Neural Engine: 16コアでAI処理性能が向上(38TOPSの処理能力)。
また、M4チップはパフォーマンスとエネルギー効率が向上するとされており、バッテリー寿命をさらに延ばすことができるかもしれません。
メモリ
M3 MacBook Airは8GBスタートでしたが、M4シリーズが発売された2024年11月からは、最も安い構成モデルでも価格据え置きで16GBスタートになりました。
M4 MacBook Airでも引き続き16GBスタートになりそうです。これからアップルが力を入れていくであろうアップルの生成AI「Apple Intelligence」は多くのメモリを必要とするのは目に見えていますので、これは当然でしょうね。
なお、M3 MacBook Airだと最大容量は24GBです。ただ、Apple Intelligenceのことを考えると、重たい処理を行う人は少し心許なく感じます。そこで、最大容量は32GBまで拡張されるのではないでしょうか(価格も爆上がりすることは容易に予想できますが、、、)。
ストレージ
ストレージには大きな変化はなく、256GBスタート、最大2TBのサポートとなりそうです。ストレージが上がると、値段も相応に跳ね上がっていくので、正直懐が痛くて仕方ありません。ただ、256GBはちょっとアプリを入れていくだけですぐに一杯になってしまいます。特にParallelsやVMware、Virtual PCなどで仮想環境を構築するような人はあっという間になくなります。
ですので、個人的にはさいていでも512GBは必要かなぁと思っています。それ以上のストレージについては、外付けのSSDを使うと少しだけ価格が抑えられると思います。ちなみに、自分はKIOXIAの外付けSSDを併用しています。大きいデータはこちらに保存して、内部ストレージを圧迫しないように気をつけています。
デザイン
今回、デザイン変更はほぼない見込みで、2022年に刷新された現行モデルと同様の薄型・軽量な筐体を維持すると予想されています。
カラーバリエーションについても、現行モデルで採用された次の4色が引き続き提供される可能性が高いです。
- ミッドナイト
- スターライト
- スペースグレイ
- シルバー
アップルは新しいデバイスで時折新色を導入する傾向があるので、より鮮やかなカラー(例えば、ブルーやグリーン系)が追加される噂はあります。しかし、MacBook Airはプロ用途も意識しているので、派手な色のカラバリは可能性が低いかもしれません。
なお、ミッドナイトでは指紋が目立つというユーザーからのフィードバックが多く、コーティング技術を改良する可能性があります。
ディスプレイ
こちらも変わりがなく、13.6インチおよび15.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載されるという予想です。一部ではOLED(有機EL)ディスプレイの採用も噂されていますが、信憑性は薄いです。また、OLEDディスプレイの生産は遅れているという情報を聞くこともあるので、今回はないでしょう。
外部ポート
M4 MacBook Airは、現行モデルと同様に2つのThunderbolt 4/USB 4ポートを搭載される可能性が高いです。また、MagSafe 3充電ポート、3.5mmヘッドフォンジャックも引き続き搭載される見込みです。
大きな違いは、外部ディスプレイのサポート。現行モデルでは1台までしか外部ディスプレイに接続できませんでした(M3 MacBook Airはクラムシェルモードなら2台まで)。しかし、M4 MacBook Airは、M4チップの性能向上により、クラムシェルモードでなくても2台の外部ディスプレイ接続が可能になるという噂です。
その他の性能
- カメラ
まずカメラですが、これまでの1080p FaceTime HDカメラから進化し、1200万画素の広角カメラが搭載される見込み。また、「Center Stage」に対応する可能性が高いとされています。
- Wi-Fi
M4 MacBook Airでは、WI-Fi 7に対応するとされています。これにより、より安定したネット接続が可能になります。ただし、Wi-Fi 7に対応したルーターが必要なので、恩恵に授かれる人はあまり多くないかもしれません。 - ファンレス設計
これまでのMacBook Airと同様に、ファンを搭載しない「ファンレス設計」で静音性を維持すると見られています。これは良し悪しがありますが、静かなのがメリット。負荷の高い作業をすると熱くなるのがデメリットです。
気になる価格は?
やはり気になるのが価格ですね。歴代のMacBook Airは次のような価格でした。
- M3 MacBook Air 15インチ:198,800円〜
- M3 MacBook Air 13インチ:164,800円〜
- M2 MacBook Air 15インチ:198,800円〜
- M2 MacBook Air 13インチ:164,800円〜
- M1 MacBook Air 13インチ:104,800円~
M2モデルからM3モデルへの切り替わった際、価格は据え置きでしたので、M4 MacBook Airもそうなることが予想されています。つまり、M4 MacBook Airの価格は、13インチモデルは164,800円スタート、15インチモデルは198,800円スタートになりそうです。
買い換えは待つべき?
3月発売の可能性が濃厚なので、今現在購入を検討している人は、待ちの方がいいかもしれません。しかし、「どうしても今すぐ使う必要がある!」という場合は、レンタルでこの場を凌いで待つという方法もあります。
例えば「モノカリ」のようなレンタルサービスで、必要な時期にだけMacを借りてしまえば、手軽な料金で新製品を待つことができます。また、Macをはじめて買う人は使い勝手がわからないことも多いでしょう。レンタルで自分が使う用途かどうかをチェックしてから購入を検討すると失敗が少なくなります。
まとめ:堅実なアップデートになりそう
リーク情報をまとめていくと、今回のM4 MacBook Airはデザインなどに大きな変化はなく、内部スペックが堅実にアップデートされるという印象です。ですので、大きな驚きはなさそうですが、安心して購入できるモデルになりそうです。
自分はM1 MacBook Airを使っていますが、MチップのMacは息長く使える製品ですね。流石にそろそろ買い換えかなぁという感じですが、長く使うことを考えると、予算の許す限りスペックは盛った方がいいと思っています(特にメモリ)。
いずれにせよ、どのような製品が登場するか楽しみなところ。発表される日まで期待して待ってみたいと思います。
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