Appleのエントリーモデルとして人気の高い「iPhone SE」シリーズ。その第4世代となる「iPhone SE4」の発売が近づいているとの噂が広がっています。そこで、現在判明している情報をもとに、発売日、デザイン、スペック、価格について詳しく解説します。
iPhone SE4の発売日:2025年3月が有力!
気になるのはiPhone SE4の発売日ですが、2025年3月が最も有力とされています。これまでのiPhone SEシリーズの発売スケジュールを見ると、次のように春にリリースされる傾向があります。
- 第1世代:2016年3月24日
- 第2世代:2020年4月24日(新型コロナウイルスの影響で遅延)
- 第3世代:2022年3月18日
このように、SEシリーズは春に発売されることが多く、2025年3月のリリースはAppleの定番パターンに沿っているので、この時期が濃厚と言えるわけです。
量産開始と発売日の具体的な予測
さらに、2024年12月からiPhone SE4の量産が開始されるとの情報が報じられています。韓国メディアのAjunewsによると、カメラモジュールを供給するLG Innotekが12月から大量生産を開始しているとのこと。通常、製品の量産開始から約3か月後に発売されることが多いとされています。
これらの情報から、具体的な発売日は「2025年3月21日(金)」との噂。第1世代と第3世代はまさにこの時期の金曜日発売だったので、このあたりの可能性が高そうです。
春の新生活シーズンに合わせたリリース
Appleは、新生活が始まる春のタイミングでエントリーモデルをリリースする傾向にあります。これは、幅広いユーザー層にアピールする戦略を取っていると考えられます。iPhone SE4もこの流れを踏襲し、学生や新社会人など、新しいデバイスを必要とする層をターゲットにしていると思います。
このように、iPhone SE4の発売日は2025年3月が最も有力であり、具体的には3月21日(金)が候補日として挙げられています。量産スケジュールや過去の発売パターンを考慮すると、この時期のリリースは非常に現実的です。
デザインとディスプレイ:iPhone 14ベースの大幅刷新
iPhone SE4は、これまでのSEシリーズとは一線を画す大幅なデザイン刷新が予測されています。
デザイン:iPhone 14に似たフラットな側面デザイン
iPhone SE4のデザインは、タッチボタンのある従来のSEシリーズから大きく進化し、iPhone 14に似たモダンなデザインが採用されるとされています。具体的には、次のような点が特徴です。
- フラットな側面デザイン:iPhone 14や15シリーズで採用されている角張ったフラットなデザインが取り入れられる見込み
- ホームボタンの廃止:これまでSEシリーズの象徴的な存在だったTouch ID付きのホームボタンが廃止され、代わりにFace IDが初めて搭載される可能性が高い
- ノッチ付きディスプレイ:iPhone 14と同様に、ディスプレイ上部にノッチが配置されると予測されている
やはり大きな変化はタッチボタンの廃止でしょうね。これにより、iPhoneの操作系が統一されることになります。ホームボタンに馴染んだ人にとっては悲しい出来事ですが、時代の流れなので仕方がないことかもしれません。
ディスプレイ:6.1インチのOLEDディスプレイを採用
iPhone SE4では、6.1インチのOLED(有機EL)ディスプレイが採用されると報じられています。これは、従来のLCD(液晶)ディスプレイからの大きな進化であり、次のようなメリットが期待されています。
- 高画質な表示:OLEDはLCDに比べてコントラスト比が高く、黒を完全に表現できるため、映像や写真の視覚体験が大幅に向上する
- 省電力性:OLEDは必要な部分だけを発光させるため、バッテリー消費が抑えられる
- 色彩表現の向上:より鮮やかで忠実な色再現が可能になる。特に暗いシーンや高解像度の映像でその効果が顕著
ちなみに、搭載されるディスプレイはiPhone 14のものと同等の品質との噂です。
ポート:LightningポートからUSB-Cポートへ移行
iPhone SE4では、Lightningポートが廃止され、USB-Cポートが採用されるとされています。流石に今さらLightningはないだろうということで、ありがたい変更です。ちなみにUSB-Cに変更されるメリットは次のような感じです。
- 接続の利便性向上:汎用的なUSB-Cなら、充電やデータ転送の互換性が向上する
- 高速データ転送:USB-CはLightningに比べてデータ転送速度が速く、大容量ファイルの移動がスムーズになる
スペック:最新技術を搭載した高性能モデル
iPhone SE4は、エントリーモデルでありながら、最新技術を惜しみなく採用することで、性能面で大幅な進化を遂げると予測されています。
プロセッサ:A18 Bionicチップを搭載
iPhone SE4には、Appleの最新プロセッサであるA18 Bionicチップが搭載される見込みです。このチップは、iPhone 16シリーズにも採用されており、以下のような性能向上が期待されています:
- 処理速度の向上:6コアCPU(2つの高性能コアと4つの高効率コア)を備え、アプリの起動やゲームプレイがよりスムーズになる
- エネルギー効率の改善:省電力設計により、バッテリー持続時間が向上する
- AI機能の強化:16コアNeural Engineを搭載し、AI機能「Apple Intelligence」の活用が可能
やはり、Apple Intelligence(アップルの生成AI)への対応は必須ですから、こんな感じになりそうです。
メモリ:6GBまたは8GBを搭載
iPhone SE4は、6GBまたは8GBのRAM(メモリ)を搭載する可能性が高いとの噂。メモリは、アプリのスムーズな動作に直結する部分なので、非常に重要です。
なお、Apple Intelligenceは最低8GB必要。そのため、昨年発売になったiPad mini(A17 Pro)も8GBを搭載してるので、iPhone SE4も8GB搭載されるのではないかと思っています。
そうなると、このメモリ容量はiPhone 16シリーズと同等なので、エントリーモデルとしては非常に高いスペックと言えます。
ストレージ:最低は128GBからになる
iPhone SE4で用意されるストレージモデルは次の通り。
- 128GB
- 256GB
- 512GB
従来のiPhone SEシリーズは64GB、128GB、256GBだったので、全体的に増加です。最近のアプリやシステムデータは容量が増加しているので、最低ストレージ容量は引き上げれるとみて間違いなさそうです。
カメラ性能:48MPリアカメラと12MPフロントカメラ
カメラも少し進化しそうです。
背面カメラ(リアカメラ)は、4800万画素の広角リアカメラが搭載されると予測されています。このカメラは、iPhone 15シリーズの技術を流用しており、ソフトウェア処理でポートレートモードやナイトモードなどの機能が搭載されそうです。
前面カメラ(フロントカメラ)は、12MPのTrueDepthカメラが搭載される見込み。これにより、ウェブ会議などのビデオ通話の品質が向上し、セルフィーも高画質化されそうです。
バッテリー:容量増加で長時間使用が可能
iPhone SE4のバッテリー容量は、3,279mAhと予測されており、前モデル(2,018mAh)から約60%の増加が見込まれています。ただ、性能面が高性能化されていて、その分消費電力は上がるので、バッテリーの持続時間がどのくらい伸びるかは微妙です。
防水・防塵性能:IP68規格に対応
iPhone SE4は、IP68規格に準拠した防水・防塵性能を備えるとされています。この規格により、最大水深6メートルで30分間の耐水性、微細な粉塵から完全に保護されそうです。
価格:手頃な価格で高性能を実現
気になる価格ですが、499ドルから549ドルの範囲になると予測されています。従来のiPhone SEシリーズと比較すると、若干は値上げされる見込み。ストレージごとの価格予測は次の通りです(一番安いケース)。
- 128GBモデル: 約499ドル
- 256GBモデル: 約599ドル
- 512GBモデル: 約699ドル
iPhone16のレートは141円〜145円だったので、日本での販売価格は次のような感じになりそうです(最近はまた円安傾向なので、145円で計算しました)。
- 128GBモデル: 7万9,800円
- 256GBモデル: 9万5,800円
- 512GBモデル: 11万1,800円
現行のiPhone SE(第3世代)の128GBモデルは69,800円なので、予想通りだと約1万円の値上げです。性能から考えると妥当だとは思いますが、しかし1万円は大きいですね。
まとめ:iPhone SE4は進化したエントリーモデルとして注目!
iPhone SE4は、デザイン、スペック、機能のすべてにおいて大幅な進化を遂げたモデルとなりそうです。特に、OLEDディスプレイやA18チップの搭載、Face IDの採用など、これまでのSEシリーズとは一線を画しているのが特徴的ですね。
タッチボタンがついになくなるのも感慨深いですね。操作性が変わってしまうので最初は馴染みにくいと思いますが、慣れればなんとかなります。
発売日は2025年3月が有力。価格もiPhone 16シリーズと比較すれば手頃な範囲なので、はじめの1台だったり、買い換えだったりするのに魅力的な選択肢になりそうです。
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