【楽天モバイル】1円で購入できる楽天モバイルのルーターはどういう人にオススメか?

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楽天モバイルでポケット型のWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」は、楽天モバイルと回線契約すると、1円で買えてしまいます。

素直におトクに見えますが、はてさて、どういう人に向いているのでしょうか?

楽天モバイルには頑張ってもらいたい

楽天モバイルはサービス開始当初、使わなければ回線維持は0円という非常に魅力的なサービスでした。しかし、三木谷社長の「○○はいらん」という鶴の一声で、1番安いプランでも980円になってしまい、初期契約者の大勢が離れた、というのが私の楽天モバイルに対する印象です(かなり偏見)。

そんな話はともかく、色々と大変な楽天モバイルはユーザー獲得にとにかく必死な様子で、あらゆる手でキャンペーンを展開しています。「Rakuten WiFi Pocket 2C」という通常価格7980円のポケット型のWi-Fiルーターが1円で買えるというのも、そんなキャンペーンの一環なのでしょう。きっと。

なお、1円で買うにはRakuten最強プランとセット契約した場合だけに適用される。まぁ、当然ですね。

さて、個人的に楽天モバイルはプランがゴチャゴチャしていないところは好きです。月額料金は3GBまで1,078円、20GBまでは2,178円、20GB以上はどれだけ使っても3,278円とわかりやすく、価格は業界最安値。さらに契約事務手数料は0円だし、契約期間の縛りがないので、割と気軽に契約できるのはメリットだと思います。

問題の繋がり具合も、くまなく出歩いて確認したわけじゃないからあまり大きなことは言えないけど、とりあえず今のところ困ったことはない。一応、公式的には楽天エリアの人口カバー率は96%ぐらいだし、楽天エリアが繋がらないところはパートナー回線(au)エリアに接続が切り替わるので、相当なヘビーユーザーでない限り気にならないのではないかとも思う。

それに楽天でよく買い物をするなら、ポイントも結構貯まりやすくなるのもメリット。ポイントはいくらあっても困らないので、楽天経済圏にいる人にとって楽天モバイルという選択肢は悪くないと思う。むしろいいんじゃないの?と思うぐらい。

楽天がここで倒れてしまうと、Amazonなどは間違いなく値上げに転じると思うので、そういう意味でも楽天には頑張ってもらいたいものです。

1円ルーターのスペックは正直ショボい

さて、1円でおトクに買えたルーター、それがショボかったらどうしようもない。
ショボくなかったらいいな。素晴らしい性能を持っていればいいな。
なんて夢は叶いません。1円ですから。正直、スペックはかなりショボいです。

まず、5G回線に非対応。つまり4G LTEまでの対応で、最大速度は下り150Mbps上り50Mbps。この速度では理論値なので、実際に使ったときは下りは10〜50Mbps程度だと考えておいた方がよい。場所によってはさらに遅くなる可能性もある。これは結構残念なポイントで、どうしても5G回線でつなぎたいと思っている人は端からこのルーターは選択肢に入りません。

それよりも残念なポイントがありまして、今の時代にこれはちょっと、、、と思うのは、Wi-Fiが2.4GHz帯でしか接続できないところ。つまり、5GHz帯や6GHz帯で接続できないのは、本当にマジで正直ショボい。2.4GHz帯は他の家電製品との電波干渉が問題になりやすく、回線が著しく遅くなったり、切断したりする原因になる。特に電子レンジや電話機、冷蔵庫など、あらゆる家電製品と干渉を起こしやすい。つまり、自宅のWi-Fiルーターとして使うことを考えている人はやめた方がいいかもしれない。

さらに、2.4GHz帯はBluetooth機器とも干渉することがあるので、例えばBluetoothイヤホンなどを使っていると、雑音や接続不能などの原因になることもある。なので、2.4GHz帯でしか接続できないのはちょっといただけない。

最大接続台数は16台まで。持ち歩くポケットWi-FIルーターとして考えるなら、接続台数16台は十分だとは思う。しかしながら、自宅の据え置きルーター代わりにするとなると実力不足。今の世の中、Wi-Fiを使うデバイスは腐るほどあるので、16台では正直足りない。

1円ということを考えれば仕方のないところではあるけれど、やっぱりショボいと思ってしまう。
ここまで悪いことばかり書いてきたけど、持ち運ぶには苦にならない大きさだし、設定も簡単なので、上記のデメリットを許容できるのであれば、アリだとは思います。

ネット回線を引いていない実家ならありなのでは?

私個人が使うとなると、自宅は光回線を引いているので特に必要はないと思っていたのです。例え、外出時のルーターとして使うとしたとしても、上記のようなスペックだとちょっと微妙に感じてしまい、あまり興味はなかったんですね。

でも、ふと思ったんですよ。

ネット回線を引いていない実家にピッタリなのでは?

私事で恐縮ですが、遠く離れた実家に80代の親が一人暮らしをしているんですよね。もう歳も歳だし、最近は見守りについて考えていたんです。でも、見守りにはネット回線が必要。しかし、見守り機器のためだけでに高額なネット回線を引くのもどうだろうかと。

実家はネット回線を引いていないわけですから、ネットに接続する機器なんてほとんどない。親もネットなんて使っていない。となると、上に書いたデメリットはほとんど関係なくなるんです。
さらに楽天モバイルは従量制だし、目一杯使っても3,278円しかかからないので運用コストも大分抑えられる。

実家に常時ネット接続できる回線があれば、価格が手頃な見守りデバイスで通知を受け取れる。
そう考えると、楽天モバイル+1円ルーターは非常に魅力的な組み合わせに見えてきたのです。

というわけで実家用に契約してみた

というわけで、ものは試しと契約して実家に設置してみました。
結論から言うと、今のところは満足。

親はネットをしませんので、目的としては見守り用デバイスの通信がメイン。
トイレのドアにドアセンサー、リビングに人感センサーを設置して、親がトイレを使ったり、リビングで食事などをしていれば通知が届くようにしている。
こういった使い方なら、モバイル通信をガリガリ使うこともないので、割とコスパの良い感じで見守りができるようになる。それに、このような設置方法であれば、プライバシーもそれほど侵害せずに生存確認ができる。

そりゃ有料の見守りサービスに比べれば安心感はガクッと落ちてしまうけど、今のところそこまでする必要はなく、でも何かあったときに心配。というシーンなら十分ありな選択肢だと思うのです。

そして、設定も大分カンタン。ルーターにSIMを挿せばすぐに接続可能。ただ、ルーターは一部設定を変更しておいたほうがいい部分はある。
そんな話は備忘録として纏めたので、明日のブログで更新します。


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