【今すぐオフに】LINEの危険な設定10選｜乗っ取り＆情報漏洩を防げる理由を徹底解説

コミュニケーションツールとして LINE を使っている人は多いですよね。しかし、初期設定のまま使っていると、かなり危険だって知っていましたか？そこで、安全に使うためにも、LINE の危険な設定の理由とオフや変更する手順をすべて紹介していきます。

LINE は初期設定のままだと危険！

LINE はとりあえず初期設定を済ませてしまえば、すぐに使い始められます。ただ、その状態だと色々と危険な状態だと知っていましたか？

例えば、ふとした瞬間に、自分の LINE のやり取りが第三者に見られてしまうことは意外と多いものです。さらに、スマホを紛失したり、誰かに勝手に操作されたりすると、個人的なメッセージが流出する可能性があります。

こうしたトラブルの多くは、セキュリティ設定が不十分なことが原因です。適切な対策をしていないと、アカウントの乗っ取りや情報漏えいのリスクが高まってしまいます。

LINE はプライベートな情報をやり取りすることが多いツールなので、できるだけ安全には気をつけたいところ。そのためにも、ここで紹介する設定をすべて見直しておくのがおすすめです。

ただし、設定によっては「その機能を使っている！」というのもあると思いますので、その場合は危険性を理解した上でオンにしておいてください。

オフや変更した方がいい設定

それでは、オフにしておいた方がいい設定を順番に紹介していきます。なお、基本的には LINE の設定画面から変更しますので、まずは設定画面を開いておきましょう。設定画面を開くには、「ホーム」タブの右上にある歯車アイコンをタップします。

「友だち自動追加」をオフ

LINE は自分のスマホの電話帳に登録されている連絡先を自動で友だちに追加する機能があります。これをオンにしておくと、意図しない相手とつながってしまうリスクがあります。

例えば、仕事の付き合いのある相手を連絡帳に登録しておいた場合、その人が LINE を使っていると、自動的に友だちに追加してしまいます。友だち追加すると、相手にも通知が届いてしまうので、「あの人も LINE を使っているんだ」とバレてしまいます。

このように、知らない人や親しくない人と勝手につながってしまうのを防ぐためにも、「友だち自動追加」はオフにしておくのがおすすめです。

設定を変更するには、設定画面の「友だち」をタップします。

「友だち自動追加」をオフにします。

✅ メリット

• 知らない人と勝手につながるのを防げる
• 仕事とプライベートの連絡先を分けられる

「友だちへの追加を許可」をオフ

「友だち自動追加」とは逆に、相手が自分の電話番号を知っている場合、その人が自動的に自分を友だち追加する機能が「友だちへの追加を許可」です。これをオンにしておくと、知らない人とつながってしまうリスクがあります。

例えば、何かの名簿で相手が自分の電話番号を知って、自分の電話帳に登録していたとします。すると、その電話番号で検索され、LINE で友だち追加されてしまうというわけです。悪用される可能性が高い機能でもあるので、この設定も併せてオフにしておくのがおすすめです。

設定を変更するには、設定画面の「友だち」をタップします。

「友だちへの追加を許可」をオフにします。

✅ メリット

• 知らない人と勝手につながるのを防げる
• 仕事とプライベートの連絡先を分けられる

「ログイン許可」をオフ

ログイン許可は、LINE をタブレットや PC でも使うときに使う設定です。これらの端末でも使うにはオンにしておく必要がありますが、使わないならオフにしておくのがおすすめ。

オンにしておくと、万が一 LINE のログイン ID とパスワードが乗っ取られたら、誰でも自分の LINE が使えてしまうためです。最近は個人情報の漏洩といった危険は少なくないので、使わないならオフにしておくのが安全です。

設定を変更するには、設定画面の「アカウント」をタップします。

「ログイン許可」をオフにします。

✅ メリット

• 自分の LINE を第三者に使われるのを防げる

「メッセージ内容を表示」をオフ

LINE の初期状態では、通知にメッセージの内容が表示されています。そのため、誰かに覗き見されていると、どんな内容をやり取りしているか見られてしまいます。プライベートなことをやり取りすることが多いので、メッセージの内容は表示しないようにしておくのがおすすめです。

設定を変更するには、設定画面の「通知」をタップします。

「メッセージ内容を表示」をオフにします。

✅ メリット

• 第三者にメッセージの内容を覗き見されるのを防げる

「IDによる友だち追加を許可」をオフ

ID 検索をオンにしていると、誰でも自分の ID で検索し、友だち追加が可能になります。これにより、悪意のあるユーザーからの友だち追加リスクが高まります。例えば、ランダムで ID を検索して友だち追加する業者が存在するとします。もしこのような業者に追加されてしまうと、迷惑なメッセージが届く可能性が高まります。

設定を変更するには、設定画面の「プライバシー管理」をタップします。

「IDによる友だち追加を許可」をオフにします。

✅ メリット

• 知らない人からの無差別な友だち追加を防げる
• 迷惑メッセージのリスクが減る

「メッセージ受信拒否」をオン

LINE の初期状態では、誰でも自分宛にメッセージが送信できる状態にあります。そのため、知らない人からもメッセージが届く可能性があります。そういうメッセージは大抵不快なものか怪しいものなので、知らない人からのメッセージは届かないようにしておくのが賢明です。

設定を変更するには、設定画面の「プライバシー管理」をタップします。

「メッセージ受信拒否」をオンにします。

✅ メリット

• 知らない人からの迷惑メッセージを防げる

「文字認識用の写真の提供を許可」をオフ

LINE は、文字認識機能（OCR）を使った場合、その情報を収集してサービスの改善に繋げています。しかし、OCR などは重要な情報を写したりするので、それを LINE に収集されるのはあまり好ましくないですね。そのため、これらの設定もオフにしておくほうが安全です。

設定を変更するには、設定画面の「プライバシー管理」をタップします。

「文字認識用の写真の提供を許可」をオフにします（Android の場合は、「文字認識用の写真の提供を許可」をタップして「許可しない」を選択します）。

✅ メリット

• 文字認識機能で使った写真を LINE に収集されることを防げる

「アプリからの情報アクセス」をオフ

この機能は、外部アプリが LINE のプロフィール情報や友だちリストにアクセスできるようにするものです。例えば、LINE のプロフィール情報を利用して、関連性の高い広告を配信するために活用されることがあります。

一見便利そうですが、外部アプリを経由して個人情報が第三者に漏れるリスクがあります。また、外部アプリが情報を悪用する可能性はないとも言えません。そのため、セキュリティの観点から、この設定はオフにしておくのがおすすめです。

設定を変更するには、設定画面の「プライバシー管理」をタップします。

「アプリからの情報アクセス」をタップします。

「拒否」を選択します。

✅ メリット

• 外部アプリによる情報漏洩を防げる

情報の提供をすべてオフ

できる限り、プライバシーを保護したいなら、情報の提供にあるすべての項目をオフにします。ここには 3 つの設定がありますが、これらの設定の意味は次のとおり。

• コミュニケーション関連情報：LINEがトーク内容や行動履歴を収集する
• 位置情報の取得を許可：自分の位置情報が LINE に送信される
• LINE Beacon：近隣店舗のクーポン情報などを自動的に受け取る

このような感じで、自分の位置情報や行動履歴が LINE に収集されてしまう機能ですね。あまり知られたくない情報ばかりなので、気になる人はオフにしておくのがおすすめです。

設定を変更するには、設定画面の「プライバシー管理」をタップします。

「情報の提供」をタップします。

すべての項目をオフにします。

✅ メリット

• LINE に自分の行動履歴や位置情報を収集されるのを防げる

「LINE 通知メッセージを受信」をオフ

「LINE 通知メッセージを受信」とは、自分の電話番号をキーにして、勝手に情報をお届けする機能です。これをオンにしていると、登録していない公式 LINE からメッセージが届いたりします。そのようなメッセージは邪魔なだけなので、オフにしておくのがおすすめです。

上の「情報の提供」を開いたら、「LINE 通知メッセージ」をタップします。

「LINE 通知メッセージ」をオフにします。

✅ メリット

• 登録していない公式 LINE からのメッセージ受信を防げる

まとめ：適切に設定して LINE を安全に使う

ここまで説明してきたように、LINE は初期設定のままだと、変な友だちにつながってしまったり、あらゆる情報を収集されたりしています。これはあまり良くない状況ですね。

個人的には、セキュリティ面の不安から利用を控えていますが、多くの方にとっては便利なツールですよね。お店などでも LINE の友だち登録を前提にしてサービスを提供しているところも少なくありません（メガネを作るときに苦労しました。みんなが使っているわけではないんだよ…）。

このような感じで、世の中にすっかり浸透しているので、自分が嫌でも「絶対やめろ」とは言い難い状況ではあります。それであれば、できるだけ安全に使ってほしいところです。