YouTubeアプリが開いた瞬間に落ちてしまう現象にお困りではありませんか?実は2025年6月18日頃から、世界規模でYouTubeアプリに深刻な不具合が発生しています。
「いつものようにYouTubeを見ようとしたら、アプリが全然開かない…」という症状に見舞われたら、今回の不具合を疑った方がいいでしょう。そこで、この問題の詳細と確実な解決方法を解説します。
今回の不具合の概要
まずは、今回発生している問題の全体像を把握しておきましょう。知っておくことで、「自分だけの問題じゃないんだ」と安心できますし、対処法も理解しやすくなります。
何が起きているのか
2025年6月18日頃から、YouTubeのモバイルアプリで次のような症状が世界的に報告されています。
- アプリを開いた直後にクラッシュする
- 起動画面で止まったまま進まない
- アプリが正常に動作せず、強制終了される
この問題は日本国内でも多数のユーザーに影響を与えており、XやSNSなどでも「YouTubeアプリが開けない」「アップデートしても直らない」といった声が相次いでいます。
どの端末で発生しているか
今回の不具合は次の端末で確認されています。
- iPhone(iOS):特に深刻な影響
- Android端末:iOSほどではないが一部で発生
ただし、すべてのユーザーに影響が出ているわけではありません。一部の環境や端末でのみ発生している可能性があるようです。
確実な解決方法
Google公式や複数の日本ITメディアが推奨している対処法を紹介していきます。
基本的には再インストール
まず、iPhoneの場合は、アプリのアップデートでは解決しないようです。そのため、アプリの再インストールが必要です。
Androidの場合、アプリのアップデートで修正される可能性があるとのこと。ただし、アップデートしても解決しない場合は、iPhoneと同様にアプリの再インストールが必要とのことです。
アプリの再インストールの流れは次のとおりです。
- YouTubeアプリを完全にアンインストールする
- 端末を再起動する
- App StoreまたはGoogle PlayストアからYouTubeアプリを再インストールする
アプリを再インストールして消えるもの・消えないもの
アプリを再インストールした際に消えるものと消えないものは次のとおりです。
消えないもの(アカウントに紐づくデータ)
次のデータは、Googleアカウントに紐づいてYouTubeのサーバー側に保存されているため、アプリを再インストールして同じアカウントでログインすれば元通り利用できます。
- 登録チャンネル
- 再生リストや「後で見る」
- 再生履歴・検索履歴
- 高評価した動画
- コメント
- アップロードした動画
- 購入した動画
消えるもの(端末側に保存されているデータ)
次のデータは、端末内部に保存されているため、アプリ削除と同時に消去されます。再インストール後は再度設定や動画のダウンロードが必要です
- オフライン再生用に一時保存した動画(ダウンロード済み動画)
- アプリの設定内容(テーマ、通知設定など)
- ログイン状態(再インストール後は再ログインが必要)
なお、アプリのキャッシュや一時ファイルも削除されるため、ストレージが空き、動作が軽くなる可能性があります。
- iPhoneの場合、再インストール後にGoogleアカウントの再ログインが必要になるため、ログイン情報を忘れないようにしてください。
- オフライン動画は再度ダウンロードし直す必要があります。
それでも直らない場合の代替手段
アプリの再インストールを試しても問題が解決しない場合は、暫定的にブラウザ版YouTubeを利用してください。アプリ版と比べて一部機能に制限はありますが、動画視聴やコメント投稿などの基本機能は問題なく利用できます。
別のテーマの記事になりますが、この記事の中でブラウザ版の使い方を紹介しているので、併せてご覧ください。
まとめ:再インストールして試す
YouTubeアプリのクラッシュ問題は確かに困りものですが、多くの場合はアプリの削除→再起動→再インストールの手順で解決できます。特にiPhoneユーザーの方は、この方法を試してみてください。
Googleのサポート投稿の更新によると、YouTubeモバイルアプリに発生していたバグはすべて修正されたとのことです。しかし、投稿の行間を読むと、少し怪しい感じはあるので、もし解決しない場合は、一時的にブラウザ版YouTubeを利用しながら、Google公式からの追加情報やアップデートを待つのが賢明でしょう。