2026年2月、Amazon Music Unlimitedが値上げされました。個人プランで月額100円、ファミリープランで月額300円の値上げとなり、正直「また値上げか…」という感じです。
ところが、この値上げと同時に「Amazon Music Standard」という新プランがひっそりと登場しています。実はこのStandardプラン、音楽配信サービスとしての機能はUnlimitedとほぼ同じで、料金は値上げ前のUnlimitedと同額なんです。
つまり、Audibleのオーディオブック特典が不要な人にとっては、Standardプランに切り替えることで実質的に値上げを回避できるということですね。そこで、Amazon Music UnlimitedとStandardの違い、そしてどちらを選ぶべきかを詳しく解説します。
Amazon Musicの全体像をおさらい
まず、Amazon Musicには複数のプランが存在します。今回の話を理解するために、全体像を簡単に整理しておきましょう。
| プラン名 | 料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Amazon Music Free | 無料 | 広告あり、シャッフル再生のみ |
| Amazon Music Prime | プライム会員のサービスに含まれる | 1億曲、広告なし、シャッフル再生中心 |
| Amazon Music Standard | 個人:1,080円/月(プライム会員は980円/月) ファミリー:1,680円/月 | 1億曲、広告なし、オンデマンド再生、高音質対応 |
| Amazon Music Unlimited | 個人:1,180円/月(プライム会員は1,080円/月 ファミリー:1,980円/月 | 音楽機能はStandardと同じ+Audible月1冊無料 |
今回新登場したStandardは、UnlimitedとPrime Musicの中間に位置するプランです。Prime Musicよりも自由度が高く、Unlimitedよりも安価という立ち位置ですね。
なお、ここでは基本的に非プライム会員向けの料金を中心に解説していきます。プライム会員の場合は各プランで100円程度安くなると考えてください。ただし、必要に応じてプライム会員の価格も記載します。
Amazon Music Unlimited値上げの詳細
それでは、今回のUnlimited値上げの内容を整理していきます。
値上げ前後の料金比較
今回の価格改定をまとめたものです。
非プライム会員の場合
- 個人プラン(月額):1,080円→1,180円(+100円)
- ファミリープラン(月額):1,680円→1,980円(+300円)
プライム会員の場合
- 個人プラン(月額):980円→1,080円(+100円)
- 個人プラン(年額):9,800円→10,800円(+1,000円)
- ファミリープラン(月額):1,680円→1,980円(+300円)
- ファミリープラン(年額):16,800円→19,800円(+3,000円)
値上げの適用タイミング
新規ユーザーは申し込み時点から新料金が適用されます。すでにUnlimitedを利用している既存ユーザーについては、次回の更新日から新料金に切り替わる形です。
つまり、年額プランで契約している人は、次の年間更新まで旧料金のままということになりますね。
新プラン「Amazon Music Standard」の中身
今回の値上げの中、ひっそりと登場したのが、新プラン「Amazon Music Standard」です。
料金は値上げ前のUnlimitedと同額
Standardの料金設定は次の通りです。
- 個人プラン:月額1,080円(年額10,800円)
- 個人プラン(プライム会員):月額980円(年額9,800円)
- ファミリープラン:月額1,680円(年額16,800円)
この通り、料金は値上げ前のUnlimitedとまったく同じ設定になっています。
音楽配信機能はUnlimitedと同等
Standard プランで利用できる音楽機能は次の通りです。
- 楽曲数:1億曲以上
- 広告:なし
- 再生方式:オンデマンド再生(好きな曲を自由に選択可能)
- オフライン再生:対応
- 音質:HD/Ultra HD対応
- 空間オーディオ:対応
これらはすべてUnlimitedと同じ仕様になっています。
決定的な違いは「Audible特典」の有無
StandardとUnlimitedの唯一にして最大の違いが、Audibleのオーディオブック月1冊無料特典の有無です。
- Standard:Audible特典なし
- Unlimited:Audible特典あり(月1冊無料)
つまり、音楽だけを楽しみたい人はStandard、音楽もオーディオブックも楽しみたい人はUnlimitedという棲み分けになります。
StandardとUnlimitedを表で比較
両プランの違いを、もう一度わかりやすく表にまとめてみました。
| 項目 | Amazon Music Standard | Amazon Music Unlimited |
|---|---|---|
| 個人プラン料金 | 月額1,080円 | 月額1,180円 |
| 個人プラン料金(プライム会員) | 月額980円(年額9,800円) | 月額1,080円(年額10,800円) |
| ファミリープラン料金 | 月額1,680円(年額16,800円) | 月額1,980円(年額19,800円) |
| 楽曲数 | 1億曲以上 | 1億曲以上 |
| 広告 | なし | なし |
| オンデマンド再生 | 対応 | 対応 |
| オフライン再生 | 対応 | 対応 |
| 音質(HD/Ultra HD) | 対応 | 対応 |
| 空間オーディオ | 対応 | 対応 |
| Audible月1冊無料 | なし | あり |
| おすすめユーザー | 音楽メインで楽しみたい人 | 音楽もオーディオブックも楽しみたい人 |
この表を見ると、月100円(ファミリーなら300円)の差額が「Audible特典に見合うか」という判断軸になることがわかりますね。
既存Unlimitedユーザーはどうすべき?
現在Amazon Music Unlimitedを利用している人は、どう対応すればよいか。パターン別に考えてみます。
Audibleを使っていない人→Standardへ切り替えがおすすめ
オーディオブックをまったく聴いていない、あるいはAudible特典の存在すら知らなかったという人は、迷わずStandardへ切り替えた方がいいです。
音楽配信サービスとしての機能はまったく変わらないのに、値上げを回避できるわけですから、切り替えない理由はありません。
Audibleを月1冊聴いている人→Unlimited継続が妥当
反対に、毎月Audibleでオーディオブックを1冊聴いている人は、Unlimited継続が合理的です。
前述しましたが、Audibleは単体で月額1,500円、1冊購入で2,000〜3,000円程度かかることも珍しくありません。月100〜300円の追加料金で月1冊無料になるなら、数字上は悪くない選択肢といえます。
プラン変更の方法
Standardへのプラン変更は、Amazon Musicの設定画面から簡単に行えます。
Amazonのトップページにある「アカウントサービス」をクリックし、「Amazon Musicの設定」を開きます。

プラン一覧が表示されるので、利用するプランを選択します。

あとは表示されるメッセージに従って操作すればプランを変更できます。なお、変更は次回の更新日から適用されるので、今すぐ変更しても現在の契約期間分は利用可能です。
まとめ
Amazon Music値上げと新プランStandardの登場について整理してきました。
個人的には、「Audibleを使わない一般ユーザーならStandard一択」「オーディオブックも毎月聴くヘビーユーザーならUnlimited継続」というシンプルな結論でよいと思います。
ただし、サブスクリプションサービスは今後もラインナップ変更や価格改定の可能性があります。半年に1回くらいは自分の使い方を見直して、本当に今のプランが最適か確認する習慣をつけておくといいか振り返るとよいのではないでしょうか。
値上げ値上げで厳しい世の中ですので、これを機会にプランを見直してみるのがおすすめです。

