マイクロソフトさんは、またよからぬことを考えているようです。なんとスタートメニューに広告を出す予定とのこと。
もし広告が表示されたら、このように消してしまいましょう。
広告が表示されることによるデメリットは結構ありそう
ネットのニュースを見ていて、ちょっと驚いた記事を見つけました。Microsoftが、Windowsのスタートメニューに広告を表示する計画を検討しているとのこと。
つまり、スタートボタンをクリックしてアプリを起動しようとしたときに、常に何かしらの広告が表示されるということです。正直、これってどうなんでしょう?スタートメニューは、Winodwsの中核部分ともいえる存在で、そこに広告が入り込むとどういうことが起こるのか?
ユーザーの立場から考えてみた。
まず、スタートメニューは、Windowsを使う上で使用する頻度の高い場所。そこに広告が表示されるようになると、その部分に元々表示されていたものが何処かに追いやられるわけです。もし、その追いやられたものが、自分が目的とする機能やアプリだったら、そこにたどり着くまでの操作が増えることを意味します。それは困る。
あと、プライバシーの問題。そこに表示される広告はどのように選定されるのか?
もし、ユーザーの閲覧履歴などを元にターゲティング広告が表示されるのであれば、プライバシー侵害への懸念も拭えない。おい、勝手に人の嗜好をのぞき見るな。
誤クリックの問題もあるかと。クリックしようとしていた項目の横に広告が表示されていると、間違ってクリックして見たくもない広告を開いてしまうことも考えられる。それは想像しただけでもウザいことこの上ない。万が一、広告に悪意のあるものが仕込まれていた場合、マルウェアなどに感染するセキュリティリスクも高まる。
いやはや、ネガティブなことばかり思いついてしまいます。
一応メリットはないことはない
ネガティブなことばかり考えると、心が腐っていってしまうので、ポジティブな面も考えてみることにしましょう。
まず、広告を表示することでマイクロソフトは広告収入を得ることができます。それにより、OSやアプリの価格を抑えられる可能性がでてきます。広告収入によって無料または低価格でマイクロソフト製品が提供されるようになるのであれば、これはユーザーにとって恩恵となるかもしれない。
あとは、あとは、、、、、思いつかないや。
広告を見たくないなら速やかに設定を変更しよう
正直、ユーザーの利便性を犠牲にしてまで広告を表示するのは本末転倒だと思うわけです。
そんな風に思うユーザーは多いことがわかっているのか知りませんが、一応回避手段は用意されています。なので、広告が表示されるようになって、「邪魔だ!」と感じたら設定を変更してしまうのがいいでしょう。
まず、スタートメニューの何もないところで右クリックし、「スタート設定」を選択する。
設定アプリの「スタート」が表示されるので、「ヒント、ショートカット、新しいアプリなどのおすすめを表示します」をオフにする。
これで広告が非表示になります。
広告があるのは仕方がないけど、これはちょっとね
OSに限らず、無料サービスが広告により支えられているのは今や当たり前のこと。
このブログだって広告リンクを貼っているし、収益が得られればうれしい(未だゼロ)。
なので、ユーザーの利便性と収益化のバランスをどう取るかは非常に難しい課題だとは思う。
ただ、Windowsは世界中で使われているOSだから、広告導入によるユーザーへの影響は計り知れない。だからこそ、マイクロソフトさんには、できればそのようなところを踏まえてほしいものです。
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