毎日装着するApple Watchですが、何年か使っていると確実にバッテリーの減りが速くなっていきます。そこで悩むのが「バッテリーを交換した方がいいのか、新品に買い替えた方がいいのか」という点です。結論から言うと、個人的には買い換えがおすすめです。ただし、予算や考え方によっては別の対応がベストの可能性もあります。
まずはバッテリーの状態をチェック
Apple Watchのバッテリーが持たなくなってきたと感じたら、まずはバッテリーの最大容量をチェックしてみましょう。
Apple Watchのデジタルクラウンを押します。アプリ一覧が表示されるので、設定をタップします。

設定アプリが開くので、「バッテリー」をタップします。

バッテリー画面が表示されるので、「バッテリーの状態」をタップします。

下の方にスクロールすると「最大容量」が表示されます。

この最大容量が80%を下回っていたら、基本的にバッテリーを交換した方が良い時期です。上の画像だと69%ですから、かなりバッテリーが持たない状況になっているということですね。
(ちなみにApple Watch Series6で4年ぐらい使っているヤツです)
実際使っていると丸1日持つことはなく、外出していると半日ぐらいで危険水域になってしまいます。
使い方次第ではあるので、家にずっといる人ならバッテリーが多少へたっていてもすぐに充電できるので問題ありませんが、出先で使う人はとても危なっかしくて使っていられないということになります。
このように、Apple Watchの使用頻度にもよりますが、大体3〜4年ぐらい使うとバッテリーの最大容量が80%を切ってきます。つまり、3〜4年ぐらいでバッテリー交換するかどうかの判断に迫られるということになります。
バッテリー交換と買い換えならどちらがいいか?
それでは、バッテリー交換とApple Watchの買い換えならどちらがよいのでしょうか?それぞれメリットがあるのでそれを確認していきましょう。
バッテリー交換のメリット
バッテリー交換のメリットは、買い換えよりも費用が安いということです。Apple Watchの場合、バッテリー交換の費用は15800円(税込)です。今のApple Watchは6万円前後しますので、だいぶ割安です。
(ただし、バッテリー交換だけで15800円もかかるの?という疑問は出ても当然かなぁとは思います。)
次に、データ移行の必要がないという点。同じApple Watchを使い続けられるので、面倒な機種変更の手間がありません。これはうれしいですね。
Apple Watch買い換えのメリット
Apple Watch買い換えのメリットは、何よりも最新機能が利用できるという点です。最新モデルなら、より高性能なプロセッサや新機能が搭載されているので動作はサクサクです。例えばSeries 10なら薄くなっているので、物理的な快適さも向上しているでしょう。
長期的な使用を考える場合、新品なら最低でも5〜6年は最新のOSへアップデート可能です。そのため、しばらくは問題なく利用できるメリットがあります。
3年以上使ったApple Watchなら買い換えの方がメリットが多い
バッテリー交換と買い換えにはどちらもメリットがありますので、どこに判断の重きを置くかによって対応が変わってきます。しかし、個人的に思うことは、買い換えの方がメリットが多いと思います。以下がその理由です。
最新の機能が使えない
バッテリーを交換すれば、さらに3〜4年は使えます。しかし、その間に非対応の機能(主に健康機能関連)が追加される可能性は高いです。Apple Watchは毎年何かしらの新機能が追加されているので、それが使えないのはちょっと残念です。
watchOSのサポートがなくなる恐れがある
watchOSのサポートは大体5〜6年ぐらい。例えば今年リリースされたwatchOS 11では、Apple Watch Series 6以降のモデルがサポート対象です。これにより、Apple Watch Series 4(2018年発売)、Series 5(2019年発売)、初代SE(2020年発売)のサポートは終了してしまいました。
つまり、バッテリー交換で延命した場合、バッテリーがへたってきたあたりでOSのサポートが終了することになります。
OSのサポートを終了しても使い続けることは可能ですが、セキュリティの更新がされないため、リスクを抱えた状態になってしまいます。また、一部のアプリは互換性の問題から動作しなくなる可能性もあります。
よって、バッテリーの交換時期になったら、新しいモデルに買い替えるのが最も快適に使い続けられる選択ではないかと思うわけです。「お金を節約したい」というのであれば、1回目はバッテリーを交換し、2回目の時期に買い替えというのが最もコスパがよさそうです。
おトクに買い替えるには?
とはいえ、Apple Watchは一番安いモデルでも6万円程度しますので、かなり痛い出費ではあります。そこで、少しでもおトクに買い替えるにはどうしたらいいか、そこが問題です。
Apple StoreのTrade Inを使う
最も手軽のなのは、Apple Storeで購入するときに使える「Trade In」を利用する方法です。購入時に現在持っているアップル製品を下取りに出して、値引を受けるというもの。購入時に割引されるので、わかりやすく簡単なのがメリットです。

ただ、あまり買い取り価格が高くないのがデメリット。そのため、「あまり安くならないなぁ」という印象を受けてしまうかもしれません。ちなみに、上記の画像は自分が今使っているApple Watch Series 6 44mmを下取りに出した場合の下取り額。うん。ちょっと安いですね。
ショップで買い取ってもらう
ショップに買い取ってもらうというのもひとつの方法です。「Apple Watch 中古買取」などで検索すれば、買取をしている多くのショップがヒットするので、その中から条件のよさそうなものを利用します。
下の画像はイオシスというショップで買取を申し込んでみた例。Trade Inでは9000円でしたが、こちらなら14000〜19000円でした。こちらの方がだいぶおトク感があります。

Amazonなどのセールを狙う
Amazonなどでは定期的にセールを行っており、Apple Watchは対象になりやすいアイテムです。まもなくブラックフライデーのセールが開催されると思いますが、今回もApple Watchは対象になりそうです。
値引率が極端に高いわけではありませんが、Apple Storeなどで買うよりは安価に購入できます。また、ポイントも付くのもメリットです。

ですので、少しでもおトクに買うなら、これらのセールを狙うのがいいでしょう。
新しいApple Watchはサクサク動くので買い換えがおすすめ
というわけで、Apple Watchのバッテリーがへたってきたら、バッテリー交換と買い換えのどちらがいいかについて書いてきました。
新しいApple Watchはチップ性能が向上しているので、サクサク動作しストレスがありません。また、新機能も使える可能性が高いので、買い換えの方がいいと思っています。
ただし、「できるだけコスパを求めたい」「愛着のあるものを簡単に手放せない」という場合は、バッテリー交換で延命し、2回目の交換時期に買い換えというシナリオも十分にありです。
どちらを選ぶかは、自分が重きを置くポイントによって変わってきますので、今回の記事を参考にして選んでもらえればと思います。
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