iOS26にアップデートしてから、Apple Musicで音楽を聴いていて「曲が最後まで再生されず、途中で次の曲に切り替わった」と感じたことはありませんか。実は、これはiOS26で新しく追加された「曲のトランジション」という機能が原因です。
そこで、この機能について詳しく解説しつつ、従来通り曲をフルで楽しみたい方向けの設定方法を紹介します。
iOS26で追加された「曲のトランジション」とは?
iOS26では、Apple Musicユーザー向けに「曲のトランジション」という新機能が搭載されました。この機能は、簡単に言うとDJのように曲と曲を滑らかに繋げてくれるというものです。
ただし、この機能がオンになっていると、曲のイントロやアウトロ部分がカットされてしまったり、次の曲と重なるように再生されたりすることがあります。「あれ、サビの後の余韻を楽しみたかったのに」という場面ではおせっかいな動作になってしまう可能性が高いということです。
ちなみに、アルバム再生の際はアーティスト・クリエイターの意図を尊重して曲間のトランジションを抑える設定になっている場合があるようです。
2つのトランジション機能がある
曲のトランジションには、次の2種類が用意されています。
クロスフェード
- 前の曲がフェードアウトしながら、次の曲がフェードイン
- 前後の曲のアウトロとイントロが重なって再生される
- iOS18以前からあった再生方法
AutoMix
- 曲のテンポやキーを解析して、自動的に曲が滑らかにつながるように再生
- 曲によってはアウトロやイントロが大幅にカット
- Apple Musicの登録が必要
特にAutoMixは、パーティーやワークアウト時には便利な機能ですが、じっくり音楽を聴きたい時には少し邪魔に感じることもあります。
曲をフル再生したい時の設定方法
「やっぱり曲は最初から最後まで聴きたい!」という方は、以下の手順で曲のトランジションをオフにできます。
設定アプリから変更する方法
トランジション機能を設定するには、設定アプリから行います。
まず設定アプリを開き、「アプリ」→「ミュージック」を開きます。


ミュージックの設定画面が表示されたら、「曲のトランジション」をタップします。トランジションの設定画面が表示されるので、「曲のトランジション」をオフにします。


これで完了です。設定後は、プレイリストやアルバムを再生した際に、曲が最初から最後まで完全に再生されるようになります。
プレーヤー画面から切り替える方法
音楽を再生中に切り替えたい場合は、プレーヤー画面からでも操作可能です。
ミュージックアプリで曲を再生したら、下段のミニプレーヤーをタップして全画面表示にします。次に画面右下のリストアイコンをタップします。あとは、自動再生マーク(∞)の右にある、トランジションボタンをタップしてオフにします。


ただし、この方法ではオン・オフの切り替えのみ可能で、トランジションの種類(クロスフェードかAutoMixか)を変更したい場合は、前述の設定アプリからの方法を使う必要があります。
シーンに応じて使い分けるのがおすすめ
トランジションを有効にするには、前述の設定アプリで「曲のトランジション」をオンにしてスタイルを選択します。

個人的には、次のように使い分けるのがベストだと思います。なお、クロスフェードは単純なトランジション効果なので、シンプルな再生を好む方にはあまり必要ないと感じるかもしれません(個人的意見です)。
AutoMixが便利なシーン
- 車でのドライブ中(CarPlay使用時)
- ワークアウトやジョギング中
- パーティーやBGMとして流したいとき
- 作業に集中したいとき
トランジションをオフにしたいシーン
- お気に入りのアルバムをじっくり聴くとき
- 新しいアーティストの音楽を初めて聴くとき
- 曲の余韻まで楽しみたいとき
- 静かな環境で音楽に集中したいとき
まとめ:場面に応じて切り替えよう
iOS26の曲のトランジション機能は、使いこなせばとても便利な機能です。ただし、デフォルトでオンになっているため、「なんか音楽の聴こえ方が変わった?」と感じた方も多いと思います。
今回解説した設定方法を覚えておけば、シーンに応じて自由に切り替えができますので、ぜひ試してみてください。