iPadは日常のコンテンツ消費から学習、趣味、仕事まで幅広く活躍する万能デバイスです。タブレット市場の代名詞とも言える存在ですが、決して安い買い物ではありません。
iPadをお得に買うには、「どこで買えば最も安く入手できるのか」を知っておくことがポイント。考えられる購入方法のメリット・デメリットも含めて比較し、最適な選択肢を見つけることが大切です。そこで、iPadを安く購入する方法について、徹底的に解説していきます。
iPadを安く買うための基本的な考え方
iPadを購入する際、単純な販売価格だけでなく、さまざまな要素を総合的に考慮することで、より賢く、お得に手に入れられます。
購入方法で大きく変わる価格差
iPadの価格は購入先や購入方法によって大きく変わります。同じモデルでも、購入するチャネルによって数千円から数万円もの差が生じることもあるのです。例えば、Apple公式サイトで定価購入するケースと、教育機関向け割引を利用するケース、あるいは中古品を選ぶケースでは、最終的な負担額に大きな開きが出ます。
自分に最適な選択肢を見極める
iPadを安く買うためには、自分の状況や優先順位に合わせた最適な選択肢を見極めることが重要です。特に次のようなポイントは要チェックです。
- 属性や資格を活かす:学生や教職員なら教育機関向け割引を活用
- 購入タイミングを工夫する:セールやキャンペーン時期を狙う
- 必要十分な機能を見極める:最新モデルにこだわらず、必要な機能を満たす型落ちモデルも検討
- 中古品という選択肢:状態の良い中古品なら大幅な節約が可能
長期的な視点でコストを考える
iPadは数年間使い続けるデバイスです。単純な購入価格だけでなく、将来的なアップデート対応やアクセサリの互換性、将来の売却価値なども含めて総合的に判断することが賢明です。短期的には高く見えても、長期的に見れば結果的にお得になるケースもあります。
例えば、安いからといって無印のiPadを購入すると、生成AI(Apple Intelligence)を活用できません。それを考えたら、少し高くなりますが、iPad Airを購入した方がいいということになります。
お得に購入できる8つの方法
それでは、これらの考え方を踏まえた上で、具体的な8つの購入方法についてそれぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。あなたの状況に最適な選択肢が見つかるはずです。
学生・教職員なら「Apple学割」が断然お得
おすすめ度:★★★★★(学割対象者の場合)
AppleのEducation Store(学生・教職員向けストア)は、対象者にとって最もコストパフォーマンスの高い購入方法です。一般的な値引きが少ないApple製品において、7〜11%もの現金値引きが適用される貴重な機会となります。
学割対象者は誰?
Apple学割の対象者は意外と広範囲にわたります。大学生や教職員だけでなく、次のような方々も利用可能です。自分が対象かどうかを確認してみましょう。
- 大学、高専、専門学校の学生と教職員
- 進学先が決定している高校生
- 幼・小・中・高校の教職員、PTA役員
- 予備校生や職業訓練学校生
- インターナショナルスクールの教職員 など
学割でのiPad価格例(2025年5月現在)
モデル | 通常価格 | 学割価格 | 割引額・率 |
---|---|---|---|
iPad(A16) | 58,800円 | 54,800円 | ▲4,000円・約7% |
iPad mini(A17 Pro) | 78,800円 | 69,800円 | ▲9,000円・約11% |
iPad Air(11インチ/M3) | 98,800円 | 90,800円 | ▲8,000円・約8% |
iPad Pro(11インチ/M4) | 168,800円 | 152,800円 | ▲16,000円・約9% |
「新学期を始めようキャンペーン」が超お得
Apple学割の真価が発揮されるのが、毎年2〜4月頃に開催される「新学期を始めようキャンペーン」です。このキャンペーン期間中は、学割価格での購入に加えて、高額のApple Gift Cardも還元されるため、実質的な割引率がさらに大きくなります。
対象製品 | 学割価格 | ギフトカード還元 | 実質価格 |
---|---|---|---|
iPad Air(11インチ) | 89,800円 | 15,000円分 | 74,800円 |
iPad Pro(11インチ) | 152,800円 | 15,000円分 | 137,800円 |
iPad Pro(13インチ) | 199,800円 | 19,000円分 | 180,800円 |
メリット・デメリット
Apple学割には次のようなメリットとデメリットがあります。学割対象者にとっては圧倒的にメリットが大きいですが、いくつかの制限事項も存在します。
✅ メリット
- 7〜11%の現金値引きは他では実現困難
- アクセサリ(Apple Pencilなど)も学割対象
- キャンペーン時はさらに大幅値引き相当に
❌ デメリット
- 学割対象者以外は利用不可
- オンライン購入時はUNiDAYSでのステータス確認必要
- 現行モデルのみが対象(型落ちは対象外)
学割の利用方法
学割を使う場合は、次のいずれかの方法で
- Apple学生・教職員向けストアにアクセス(オンライン)
- UNiDAYSで学生・教職員資格を確認
- 製品を選択して購入手続き
または、実店舗のAppleストアで学生証などを提示して購入することも可能です。
ワンポイント
学割はApple製品購入における最大のチャンスです。対象者なら必ず活用すべきでしょう。特に「新学期キャンペーン」時期(1月下旬〜4月上旬)は、学割価格に加えてApple Gift Cardも還元されるため、年間で最もお得なタイミングとなります。また、学割はiPad本体だけでなく、Apple PencilやMagic Keyboardなどの純正アクセサリにも適用されるため、周辺機器を含めたセット購入を検討するとさらに節約できます。
Amazon:通常時から狙える値引き・ポイント還元
おすすめ度:★★★★☆(一般ユーザー向け)
学割を利用できない一般の方にとって、最も身近で手軽にiPadを安く購入できるのがAmazonです。正規販売店としての安心感に加え、通常時からのポイント還元や定期的なセールで、Apple公式サイトよりもお得に入手できる可能性が高いでしょう。
通常時の価格例(2025年5月現在)
Amazonでは基本的に定価販売ですが、ポイント還元があるため実質的にはApple公式サイトより少しお得になります。また、カラーや在庫状況によっては突発的な値下げが発生することもあります。
モデル | Amazonの価格 | Appleストア価格 | 差額 |
---|---|---|---|
iPad(A16) | 58,800円+588ポイント | 58,800円 | 実質588円お得 |
iPad mini(A17 Pro) | 78,800円+788ポイント | 78,800円 | 実質788円お得 |
iPad Air(11インチ) | 98,800円+988ポイント | 98,800円 | 実質988円お得 |
※ポイント還元率は時期やキャンペーンにより変動します。
ポイント二重取りでさらにお得に
Amazonを最大限活用するコツは、支払い方法を工夫して複数のポイントを同時に獲得することです。適切なカードやサービスを利用すれば、実質的な割引率をさらに高めることができます。
- Amazonマスターカード決済
Prime会員なら2%、非会員でも1.5%のAmazonポイントが付与されます。iPadのような高額商品では、この還元だけでも数千円分のポイントになります。 - PayPayやd払いなど
Amazonでは各種電子決済サービスも利用可能です。例えばPayPayで支払えば、Amazonポイントに加えてPayPayポイントも獲得でき、実質的な二重取りが可能になります。 - セール時のポイント還元アップ
プライムデーやタイムセール祭りなどのイベント時には、通常より高いポイント還元率が設定されることが多いです。例えば通常1%のところ、5%〜10%の還元になるケースもあるので、このタイミングでの購入がもっともお得です。
Amazon整備済み品も検討価値あり
新品にこだわらないのであれば、「Amazon Renewed」として提供される整備済み製品も魅力的な選択肢です。これはAmazon認定の販売者によって検査・整備された商品で、通常より大幅に安い価格で購入できます。
「Amazon Renewed」として販売される整備済み製品は、新品より大幅に安く購入可能です。80%以上のバッテリー容量が保証され、180日間の返品保証付きです。
なお、Amazon整備済みについては、👇の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
メリット・デメリット
Amazonでの購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。やはり、定期的なセールをチェックするのが重要です。
✅ メリット
- 通常時からポイント還元で実質割引
- セール時に大幅値引きの可能性
- ポイントの複数取りが可能
- 「Amazon Renewed」で安く購入可能
❌ デメリット
- 大幅値引きは予測困難(ゲリラ的に発生)
- 常に値引きがあるわけではない
お得に買うコツ
Amazonでipadを最もお得に購入するためには、以下のような戦略が効果的です。特に大型セール時には事前の準備をしておくことで、限定数量の値引き品を確実に入手できる可能性が高まります。
- タイムセールやセール祭りをチェック(特にプライムデーやブラックフライデー)
- Amazonマスターカードや還元率の高い決済方法を利用
- 価格追跡サイトを使って値下がりを監視
ワンポイント
Amazonでのお買い物はタイミングが命です。プライムデーやブラックフライデーといった大型セールはもちろん、毎月開催されるタイムセール祭りなども要チェックです。また、予測不可能なゲリラ的値下げも頻繁に発生します。そのため、価格追跡サイト(Keepa、camelcamelcamelなど)を活用して希望モデルの価格変動をモニタリングするのがおすすめ。値下げを発見したらすぐに購入を検討しましょう。Keepaの使い方については、👇の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
特に5,000円以上の値下げが発生した場合は、すぐに完売する可能性が高いため、迷わず購入することをおすすめします。👇のリンクを定期的にチェックするのもおすすめです。
Apple認定整備済製品:新品同然を特別価格で
おすすめ度:★★★★☆(安心重視の方向け)
Apple公式サイトの「整備済製品」コーナーで販売される製品は、新品同様の品質ながら最大15%オフで購入できる穴場的選択肢です。
Apple認定整備済製品とは?
Apple認定整備済製品は、Appleが厳格な検査と修理プロセスを経た製品です。新しいバッテリーと外装パーツが使用され、純正の付属品が同梱されています。また、通常の新品と同じ1年間のApple保証が付いており、専用の白いパッケージで届きます。見た目も性能も新品とほとんど区別がつかず、「中古品」というよりも「検査済みの新品同等品」と考えるのが適切でしょう。
Apple認定整備済製品については、👇の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
メリット・デメリット
Apple認定整備済製品の購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。狙っているiPadがある場合は、こまめなチェックが必要ですね。
✅ メリット
- 新品と同等の品質を最大15%オフで購入可能
- 1年間のApple純正保証付き
- AppleCare+への加入も可能
- 14日以内の返品・返金可能
❌ デメリット
- 在庫が不安定で欲しいモデルがない場合も
- 基本的に型落ちモデルが中心
- 購入前に実機を確認できない(オンラインのみ)
ワンポイント
Apple認定整備済製品はアップル公式サイトの専用コーナーで不定期に入荷し、特に人気モデルは数時間で完売することもあります。在庫の予測や予約はできないため、良い商品を見つけたら迷わず購入するのがおすすめです。
Apple認定整備済製品を狙うなら、午前中(特に9時〜10時頃)に公式サイトをチェックする習慣をつけるのが効果的。新製品発表後の1〜2ヶ月後は、前モデルの整備済製品が多く出回る傾向があるので、そのタイミングも狙い目です。
Apple公式サイト:意外と知られていないお得技
おすすめ度:★★★☆☆(Apple純正サービス重視の方向け)
一見すると割高に思えるApple公式サイトでの購入ですが、実は知る人ぞ知るお得な方法があります。
楽天リーベイツとApple Gift Cardの組み合わせ技
Apple公式サイトですが、実は楽天のサービスを活用することで、かなりのポイント還元を実現できる裏技があります。特に楽天経済圏に属している方なら、この方法を知っているだけで数千円から1万円程度のお得感が得られます。
- 楽天市場のApple Gift Card認定店でギフトカードを購入(楽天ポイント獲得)
- 楽天リーベイツ経由でApple公式サイトにアクセス
- 購入したギフトカードでiPadを購入(楽天ポイント二重取り)
特に楽天SPU(スーパーポイントアップ)の条件を多く満たしている方は、最大17.5倍のポイント還元も可能です。
年明け「初売りセール」もチェック
毎年1月初めに開催されるAppleの初売りセールでは、iPadの購入で8,000〜15,000円分のApple Gift Cardが還元されます。2025年は1月2〜5日に開催され、iPad Pro購入で15,000円分のギフトカードが提供されました。このように初売りも狙い目なので、楽天を使っている人は要チェックです。
メリット・デメリット
楽天での購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。楽天経済圏にいる人は、ぜひ知っておきましょう。
✅ メリット
- 楽天経済圏ユーザーならポイント二重取りで実質割引
- 初売りセール時はギフトカード還元でお得
- 14日以内の返品無料、無料刻印などApple独自サービスが利用可能
- ペイディあと払いで手数料無料の分割払いも可能
❌ デメリット
- 通常時は値引きなし
- 楽天ポイント活用には複数手順が必要
ワンポイント
楽天ユーザーであれば、戦略的なタイミングでポイント還元率を最大化できます。特に「お買い物マラソン」の最終日と「5と0のつく日」が重なる日にApple Gift Cardを購入すると、通常の3〜5倍のポイントが還元されるのでさらにお得です。
また、楽天カードで支払い、SPU(スーパーポイントアップ)の条件をできるだけ多く満たしておくと、還元率は最大で15%程度まで跳ね上がることも可能です。例えば10万円のiPadを購入する場合、最大で15,000円相当のポイント還元を受けられる計算になります。
ただし注意点として、Apple Gift Cardには有効期限がないものの、楽天市場での購入には上限額(通常は5万円/月)があるため、高額なiPad Proなどを狙う場合は数ヶ月かけて計画的にギフトカードを貯めておくといいでしょう。
また、楽天リーベイツ経由でのApple公式サイト訪問時には、必ずCookieを有効にし、他のサイトを経由せず直接購入手続きを完了させることがポイント獲得の鍵となります。
中古ショップ:コスパ最強の選択肢
おすすめ度:★★★★☆(予算重視の方向け)
「とにかく安くiPadを手に入れたい」という方にとって、中古ショップでの購入は最も魅力的な選択肢となります。特に近年のiPadは性能向上が緩やかになっており、1〜2世代前のモデルでも十分快適に使えるケースが多いです。
中古iPadの価格相場と特におすすめのモデル
中古iPadの価格は状態や在庫状況によって変動しますが、新品と比較すると大きな差があります。特に型落ちモデルなら、新品時の半額程度で入手できるケースも少なくありません。中古を選ぶ際には、単に安いだけでなく、今後も長く使えるモデルを選ぶことが重要です。
以下は主要モデルの相場例と、特に2025年現在でコストパフォーマンスに優れたモデルの解説です。
モデル | 中古価格 | 新品価格 | 差額 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
iPad Air(M2)2024年発売 | 78,800円〜 | 98,800円 | 20,000円お得 | M2チップ搭載で高性能、最新のApple Intelligence対応、USB-C対応、今後5年以上使用可能 |
iPad Pro 11(M2) 2022年発売 | 99,800円〜 | 124,800円 | 25,000円お得 | ProMotionディスプレイ、M2チップでクリエイティブ作業も快適、長期使用可能 |
iPad(第10世代) 2022年発売 | 40,800円〜 | 58,800円 | 18,000円お得 | A14チップ搭載、USB-C対応、一般用途なら十分な性能とコスパの良さ |
iPad mini(第6世代) 2021年発売 | 45,800円〜 | 84,800円 | 39,000円お得 | コンパクトで携帯性抜群、A15チップで高性能、片手持ちで読書や移動時に便利 |
iPad Air(第5世代) 2022年発売 | 59,800円〜 | 92,800円 | 33,000円お得 | M1チップ搭載、Apple Intelligence対応、コスパ良好な万能モデル |
※価格は2025年5月時点でのイオシス参考価格です。状態や在庫状況により変動します。
特に現時点でおすすめしたいのは、2024年発売のiPad Air(M2)です。まだ比較的新しいモデルながら中古市場にも出回り始め、M2チップを搭載した高性能ながら8万円前後で入手可能です。Apple Intelligenceにも完全対応しており、今後5年以上は快適に使用できるでしょう。
予算を抑えたい方にはiPad(第10世代)が引き続き良い選択肢です。A14チップは日常使いには十分な性能を備えており、USB-C対応で周辺機器との互換性も良好です。4万円台で入手できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。
携帯性を重視する方にはiPad mini(第6世代)がおすすめです。A15チップ搭載で性能も申し分なく、片手で持てるサイズ感が通勤・通学時や読書に最適です。
メリット・デメリット
中古ショップでの購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。機種を決めて、状態の良いものを買うのがポイントですね。
✅ メリット
- 新品より圧倒的に安い価格設定
- 大手ショップなら3ヶ月程度の保証付き
- 型落ちでも十分な性能で長く使える
❌ デメリット
- 外装に使用感が残る場合がある
- バッテリーが多少劣化していることも
- Apple純正の保証は受けられない
おすすめの中古ショップ
中古iPadの購入先はいくつかありますが、安全性と価格のバランスを考えると、以下の大手ショップがおすすめです。それぞれに特徴があるので、自分のニーズに合った店舗を選ぶと良いでしょう。
- イオシス
中古デジタル機器業界最大手の一つで、価格の安さに定評があります。状態ランクが明確で、最低3ヶ月の動作保証付き。特に「Bランク」以上なら比較的きれいな状態で、コストパフォーマンスに優れています。実店舗も多数あるため、気になる方は現物を確認することも可能です。 - ゲオオンライン
全国のゲオショップから集められた中古iPadが豊富に揃っています。店舗数が多いため在庫の回転が速く、比較的新しいモデルも見つかりやすいのが特徴。最低30日間の動作保証があり、会員ならポイントも貯まります。 - ニコスマ
中古Apple製品専門店として知られ、商品の状態チェックが非常に厳格です。バッテリー状態などの詳細情報が明記されており、安心して購入できるのが魅力。やや価格は高めですが、状態の良い厳選された商品が多く、6ヶ月保証という長めの保証期間が設定されています。
ワンポイント
中古iPadを購入する際は単に価格だけでなく、総合的な価値を判断することが大切です。特にバッテリー状態(80%以上が望ましい)、外装の状態ランク、保証期間などをしっかりチェックしましょう。また、購入前には必ずiPadOSのサポート状況も確認してください。古すぎるモデルだと近い将来アップデートが受けられなくなる可能性があります。
初めて中古購入する方は、多少価格が高くても保証期間が長く、商品チェックが厳格なショップを選ぶことで、失敗リスクを減らせます。特に5万円以上の出費となる場合は、数千円の差よりも安心感を優先することをおすすめします。
楽天市場:ポイント還元の大チャンス
おすすめ度:★★★☆☆(楽天ユーザー向け)
楽天市場ではセール・キャンペーン時に高還元率のポイントが付与されることがあり、楽天経済圏ユーザーにとっては大きなメリットになります。
楽天市場でiPadを買う際の注意点
ただし、楽天市場で販売されているiPadのほとんどは非正規販売店によるものです。そのため、次の点には特に注意が必要です。
- 正規価格を上回っていないか
- 「保証開始済み」ではないか
- 販売店の評価やレビューは良好か
楽天ポイント還元を最大化する方法
楽天市場でiPadを購入する最大の魅力は、各種キャンペーンやサービスを組み合わせることで、驚異的なポイント還元率を実現できる点です。上手く活用すれば、実質10〜15%もの割引に相当するポイントを獲得できるため、楽天経済圏のユーザーにとっては見逃せない選択肢となります。
- 楽天SPUを活用(最大17.5倍のポイント還元)
- お買い物マラソンに参加
- 5と0のつく日を狙う(5日、10日、15日、20日、25日、30日)
- ワンダフルデー(毎月1日)やスーパーセールも活用
メリット・デメリット
楽天での購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。ほぼ非正規販売店なので、ショップを選ぶのが非常に重要です。
✅ メリット
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 複数のキャンペーン併用で高還元率も可能
- 楽天カードとの相性が良い
❌ デメリット
- ほとんどが非正規販売店のため注意が必要
- 定価以上の価格設定の場合も多い
ワンポイント
楽天市場ではショップによって価格設定が大きく異なるため、必ずApple公式サイトやAmazonの正規価格と比較してから購入を決断しましょう。
特に注意したいのは、「定価より高く設定し、ポイント還元率を高く見せる」という販売手法です。例えば、10万円のiPadを12万円で販売し「20%ポイント還元!」と謳っていても、実質的には標準価格と変わらないことになります。
また、楽天市場の出品者は大半が非正規販売店のため、製品の状態(新品未開封か開封済みか)や保証状況(国内正規品かどうか、保証開始日はいつか)をしっかり確認することが重要です。正規品表記でも海外版が混じっていることもあるため、不安な場合は出品者に直接質問するのが賢明です。
最も安全な買い方は、楽天市場内でも家電量販店の公式ショップ(ビックカメラなど)を選ぶことです。価格は若干高めになることもありますが、確実に正規品を入手でき、製品に問題があった場合の対応も安心です。
家電量販店:タイミング次第で大幅値引き
おすすめ度:★★★☆☆(実機確認したい方向け)
ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では、基本的にはポイント還元が中心ですが、タイミングによっては大幅値引きの可能性もあります。
家電量販店の活用ポイント
家電量販店は価格面では必ずしも最安値ではありませんが、実機を確認できる安心感や購入後のサポートなど、オンラインショップにはない独自の強みがあります。特に初めてiPadを購入する方や、使い方に不安がある方にとっては心強い選択肢です。
- 実機に触れて確認できる
- 店員に相談しながら購入可能
- ポイントカード保有者はポイントが貯まる
- 型落ちモデルが在庫処分で安くなることも
狙い目のタイミング
家電量販店でiPadを購入する際は、タイミングによって大きく価格が変わることがあります。基本的には定価販売が多いものの、特定の時期や状況では思わぬ掘り出し物に出会えることも少なくありません。次のタイミングを狙えば、ポイント還元や値引きの可能性が高まります。
- 新モデル発売直後の旧モデル在庫処分時
- 決算セール時(2月末〜3月)
- ボーナスセール時(6月、12月)
- 週末限定セール
メリット・デメリット
家電量販店での購入には、次のようなメリットとデメリットがあります。タイミングを見計らうのが大切です。
✅ メリット
- 実機確認と相談ができる安心感
- 店舗ポイントが貯まる・使える
- 急ぎの場合はその場で持ち帰り可能
- 在庫処分品が大幅値引きになることも
❌ デメリット
- 通常時は価格的メリットが少ない
- 値引きタイミングの予測が難しい
ワンポイント
家電量販店で購入する際は、店頭に向かう前に必ずその店のオンラインストアで価格をチェックしましょう。実店舗とオンラインでは価格設定や適用されるキャンペーンが異なることが多く、場合によっては同じ店舗でも数千円の差が生じることがあります。
特にビックカメラやヨドバシカメラでは「ネット限定価格」が設定されていることも。さらに効果的なのは、店頭でスマホを使って競合他社の価格をその場で確認し、「○○では△△円で販売されていますが、価格は合わせていただけますか?」と交渉してみることです。
多くの家電量販店では価格交渉に応じる場合があり、特に高額商品であるiPadなら数千円の値引きが実現することも少なくありません。また、量販店独自のクレジットカード払いにすると、さらに1〜5%程度の割引やポイント上乗せが適用されることがあるため、支払い方法も事前に確認しておくといいでしょう。
店頭購入のもう一つのメリットとして、Apple純正アクセサリとのセット購入で値引きしてもらえる可能性もあります。
キャリアショップ:返却プログラム活用法
おすすめ度:★★☆☆☆(セルラーモデル必須の方向け)
ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアショップでは、「残価設定型」の分割払いプログラムを提供しており、定期的に機種変更する方には選択肢になります。
主な返却プログラム
各携帯キャリアは、iPadの購入を支援する独自の返却プログラムを提供しています。これらのプログラムは、一定期間使用後にiPadを返却することを前提に月々の支払額を抑える仕組みで、特に最新モデルを常に使いたい方や、初期投資を抑えたい方に向いています。
- ドコモ:いつでもカエドキプログラム
- 例:iPad(A16)を23ヶ月使用後返却で実質49,830円
- au:スマホトクするプログラム
- 例:iPad(A16)を23ヶ月使用後返却で実質49,800円
- ソフトバンク:新トクするサポート
- 例:iPad(A16)を25ヶ月使用後返却で実質47,760円
ただし、返却プログラムを使う場合は、次のような注意が必要です。
- キャリアショップで販売されるのはCellularモデルのみ
- Wi-Fiモデルと比べて約2万円高い
- 返却時の状態によっては追加費用が発生する可能性あり
メリット・デメリット
返却プログラムを使う方法には、次のようなメリットとデメリットがあります。
✅ メリット
- 定期的な買い替えを前提とするなら総支払額が抑えられる
- 月々の支払いが少額で済む
- キャリア料金とまとめて支払い可能
❌ デメリット
- Wi-Fi+Cellularモデルに限定される
- 使い続けるなら通常購入より高くなる
- 返却時の条件をクリアする必要がある
ワンポイント
キャリアの返却プログラムは、総支払額の観点からすると決して安くはありません。セルラーモデルの本体価格自体が約2万円高い上に、月々のデータ通信料(500〜1,500円程度)も別途発生し、2年間で考えると新品のiPadを普通に買うよりも高額になるケースがほとんどです。
このプログラムが真に有利になるのは、、次の3つの条件が揃った場合のみです。
- 常に最新モデルを2年サイクルで使いたい
- モバイル通信が必須である
- まとまった初期費用を抑えたい
多くのユーザーはスマホのテザリングでも十分に対応可能であり、Wi-Fiモデルで十分でしょう。また返却時には「画面に傷がない」「本体が大きく歪んでいない」などの厳しい条件があり、これを満たせない場合は数万円の追加費用が発生することもあります。
返却を前提としているため、iPad本体の資産価値も残りません。費用対効果を考えるなら、Wi-Fiモデルを他の方法で購入し、必要に応じてスマホのテザリング機能を使う方が経済的でしょう。どうしてもセルラーモデルが必要な場合も、キャリア契約なしで購入し、必要な時だけ格安SIMを入れる選択肢を検討した方が良さそうです。
iPadを安く買うための押さえておくべきポイント
iPadを購入する際に知っておくと役立つ重要なポイントをまとめました。これらを押さえておくことで、より賢い選択ができるでしょう。
学割対象者の範囲は意外と広い
学生でなくても学割を利用できる可能性があります。大学生や専門学校生だけでなく、教育機関の教職員、PTA役員、さらには対象となる学生の父母による代理購入も可能です。少しでも該当する可能性があれば、Apple公式サイトで確認してみる価値があります。
型落ちモデルの性能は十分実用的
iPadの性能向上は年々緩やかになっています。特に一般的な用途(動画視聴、ウェブ閲覧、メモ、簡単なゲームなど)であれば、2〜3年前のモデルでも快適に使用できます。最新モデルにこだわらなければ、大幅な節約ができるでしょう。
例えば、2024年発売のiPad Air(M2)、2022年発売のiPad(第10世代)、2021年発売のiPad min(第6世代)は、2025年時点でも十分な性能を持っており、今後数年間は快適に使用できます。個人的にはApple Intelligenceに対応できるiPad Air(M2)がおすすめです。
中古iPadを選ぶ際のチェックポイント
中古iPadを購入する際は、以下の点に特に注目しましょう:
- バッテリー状態:80%以上の最大容量があるものを選ぶのが理想的です
- 外装の状態:A〜Cなどのランク表示を確認し、許容できる範囲の状態を選びましょう
- 保証期間:大手ショップなら3〜6ヶ月の保証があります。長いほど安心です
- iPadOSのサポート状況:古すぎるモデルは最新OSが使えなくなるため注意が必要です
最もお得に購入できるタイミング
iPadを最安値で入手したいなら、以下のタイミングを狙いましょう:
- 学生・教職員向け:2〜4月の「新学期キャンペーン」時(学割価格+ギフトカード還元)
- 一般ユーザー向け:Amazonのプライムデーやブラックフライデー
- 型落ちモデル狙い:新モデル発売後1〜2ヶ月が経過した時期
- 年始のチャンス:Apple初売りセール(毎年1月初旬に開催)
Apple認定整備済製品は実は新品同様
Apple認定整備済製品は「中古品」というイメージを持たれがちですが、実際には新しいバッテリーと外装パーツを使用し、Appleの厳格な検査を通過した「ほぼ新品」と言える状態です。外観も性能も新品とほとんど変わらず、1年間のApple保証も付きます。
通常の新品より10〜15%安く購入できることを考えると、品質にこだわりつつコストも抑えたい方には最適な選択肢です。ただし、在庫状況は日々変動するため、欲しいモデルを見つけたらすぐに購入を検討しましょう。
まとめ:あなたにぴったりの購入方法は?
iPadを安く購入する方法は多岐にわたりますが、最終的にはユーザーの状況や優先順位によって最適な選択肢が変わってきます。状況別のおすすめ購入法を簡単にまとめてみましょう。
- 学生・教職員の方:Apple学割を活用しない手はありません。特に「新学期キャンペーン」時期は最もお得です。
- コスパ重視の方:中古ショップでの購入が最もコスパ良好です。特にイオシスなどの大手ショップなら保証付きで安心。
- 新品へのこだわりがある方:Amazonでのセール時購入かApple認定整備済製品がおすすめです。
- 楽天経済圏ユーザー:楽天市場でのキャンペーン時購入が有利です。SPUをフル活用しましょう。
- 実機を見てから決めたい方:家電量販店でチェックし、価格が同等ならその場で購入、安く買えるならAmazonなどで注文するのがおすすめです。
どの方法を選ぶにせよ、必ず複数の選択肢を比較し、その時点での最安値を狙いましょう。iPadは長く使えるデバイスですので、少しの手間をかけることで大きな節約につながります。この記事を参考にして、ぜひお得に購入してみてください。