iPad mini(A17 Pro)買って1か月以上経ちますが、iPad mini 6のアクセサリーが使えるので、本体カバーは前モデルで使っていたSmart Folioを流用していました。しかし、あまり値引きされないPITAKAのケースが割り引かれていたので、ついつい購入。実際に使ってみた印象を書いていきたいと思います(完全自腹です)。
購入したのは「PITAKA MagEZ Folio 2」
まず、今回購入したのは「PITAKA MagEZ Folio 2」というiPad mini 6/iPad mini(A17 Pro)用のiPadケース。
このケースは、マグネットで簡単に脱着できるタイプのケース(純正のSmart Folioと同じ)で、縦向きと横向きの両方向でスタンドできるのが最大の特徴です(画像はAmazonより流用)。
具体的な商品スペックは次の通りです。
サイズ | 24.4cm x 14.9cm x 2 cm |
重さ | 280 g |
カラー | ブラック/ブルー/ホワイト |
素材 | PUレザー マイクロファイバー |
対応iPad | iPad mini (A17 Pro) iPad mini 6 |
保証期間 | 2か月 |
今回紹介するのはiPad mini用ですが、iPad AirやiPad Pro向けの製品もあります。
PITAKA MagEZ Folio 2を使ってみた感想
iPadやiPhoneのケースを探していると、「PITAKA」という名前はXやYouTubeなどでよく聞くんですよね。で、評判も割といい感じ。それでずっと気になっていたのですが、他の互換カバーと比較すると価格がちょっと高め。
iPadの互換カバーは2000円前後のものが主流ですが、PITAKAのカバーはアップル純正のSmart Folioに近い価格帯。結構強気な価格設定なのです。なので、おいそれと手が出しにくかったのですが、Amazonでは期間限定で10%オフになっていたので、清水の舞台から飛び降りるつもり(そこまでのことかよ!)で購入した次第です。
iPad mini用のケースは純正のSmart Folioしか使ったことがありませんので、主にこれと比較する感じで進めていきます。
PITAKA MagEZ Folio 2のよい点
まず、PITAKA MagEZ Folio 2のよい点を挙げていきます。
質感はザラザラとしてしっかり持てる
ケースですので、見た目と手に取ったときの感覚が大事。素材はPUレザーで、割と高級感のある感じなのはグッド。純正のSmart Folioに引けを取りません(左がPITAKA MagEZ Folio 2で、右がSmart Folio)。
手に取った感じですが、純正のSmart Folio(右)はツルツルとした質感。一方、PITAKA MagEZ Folio 2(左)はややザラザラとした感じ。どちらの質感がよいかと聞かれたら、これは完全に個人の好みになると思います。
ですが、手に取って持ちやすいなと思うのは、ザラザラしたほうでしょうか。ツルツルしていると滑って落としそうな感じがするんですよね。気持ちよさはツルツルが上ですが、安全性ならザラザラのほうが優れているような気がします。
ペンホルダーが付いている
純正のSmart Folioにはない機構として、ペンホルダーがあります。これにより、しっかりとApple Pencilをホールドしてくれるのは優れているところ。Apple Pencilは磁力でiPadの側面に吸着しているので、そうそう落ちることはありませんが、カバンの中では話が別。
移動中は色々なものにぶつかって、Apple Pencilが落ちていることは少なくないんですよね。落ちてしまうと、「あれ?Apple Pencilがない!」と焦ることになります。また、iPadから外れていると充電が少なくなっていることもあるので、確実に吸着していてほしいのです。
その点、PITAKA MagEZ Folio 2はペンホルダーによってそのようなことが起こらないので、安心して持ち運べます。
縦向きで立てられる
このカバーは、背面カバーの折りたたみ方で4通りの置き方ができるのが最大の特徴。ただ、ペンを使うときやウェブを閲覧するときなど、多くの場面では手に取って使うことが多いので、それほど魅力的ではないと思っていました。
個人的に真価を発揮するのは、縦向きで立てられることですね。外出時、MacBookとiPad miniを持ち歩いているのですが、その際にiPadはユニバーサルコントロールで使う場面が多いです。その際、iPadを縦向きに置けると、縦に長いドキュメントを参照したいときに便利なのです。
純正のSmart Folioだと横向きにしか立てられませんが、このPITAKA MagEZ Folio 2は縦向きでも立てられるので、このような使い方が可能です。これは結構侮れない機能性です。
PITAKA MagEZ Folio 2で、ん?と思った点
いいと思うところは結構多かったのですが、ん?と思う点も少なからずあります。
パズル的で少し迷う
これは自分の頭が弱いことが起因しているので、あまり強く文句は言えない部分ですが、スタンドを組み立てるときにどのようにしたらいいか一瞬迷います。特に使い始めの頃は、「どうすればいいんだ?」と悩みました。結構パズル的なんです。
一応、説明はケースを包んでいる紙に書かれていますが、正直これを見てもよくわかりません。複数の角度設定ができますが、どうやったらその角度になるのか?色々と試して「こうやるのか」という感じです。慣れればなんていうことはありませんが、パズルが苦手なタイプの方は、最初は戸惑うことは間違いありません。
ただ、先ほど背面カバーの折りたたみ方で4通りの置き方ができると書きましたが、折りたたむパターンは2通りだけなので、覚えてしまえば問題ありません。
軽いと言うけどズッシリした感じはある
「PITAKA MagEZ Folio 2は軽い」というレビューをよく見かけますが、今まで使っていたSmart Folioと比較するとズッシリした感じはあります。要は少し重たく感じます。もしSmart Folioを使ったことのない人は気にならないかもしれませんが、使ってことある人は重たいと感じると思います。
ちなみに実際に測った重さは、Smart Folio+iPad miniで410グラム、一方PITAKA MagEZ Folio 2+iPad miniで460グラムでした。50グラムの差ですが、思ったよりもズッシリ感は異なりますね。
Smart Folioよりは機能性が高い製品ですので、この重さはトレードオフになる部分だと思います。携帯性を優先するならSmart Folioの方がいいですし、機能性を優先するならPITAKA MagEZ Folio 2の方がいいです。これは使い方次第ですね。
厚みがある
「PITAKA MagEZ Folio 2は薄い」というレビューをよく見かけますが、今まで使っていたSmart Folioと比較すると厚いです(先ほどと同じ流れですね、スミマセン)。機能性が高い分、厚いのは仕方がないことかと思います。それを許容できるかどうかといったら、許容できる範囲かと思います。
ただ、今まで使っていたカバンで、iPadを収納する部分がギリギリな人は注意した方がいいかもしれませんね。若干厚みが増すので、収納場所に入らなかったり、カバンの中にある他のものへ干渉したりするかもしれません。
ちょっと高いけど総じておすすめできるケース
というわけで、PITAKA MagEZ Folio 2を自腹で購入し、実際に使ってみた感想を書いてきました。互換ケースの中では、お値段はやはりちょっとお高め。その代わりに、スタンドを別途用意しなくても、カバーだけで縦置きも横置きもでき、色々な角度で置ける機能性はやはり便利です。Apple Pencilをしっかりホールドしてくれるのもいいですね。
総じてこんな人におすすめかなと思います。
- Apple Pencilをしっかり収納したい人
- iPadを縦向きに立てて使うシーンが多い人
- 少し重くても機能性を重視したい人
この機能性がそれほど重要でないなら、Smart Folioやその他の格安互換ケースでも十分かなと思います。ですが、この機能性に魅力を感じられれば、十分に購入する価値はあると思います。もし気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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