先日発表されたiPhone 16ですが、いよいよ予約が始まります。iPhone 15と比べ、何が進化したのかをまとめてご紹介。難しい言葉は使わずにできるだけわかりやすく解説していきましょう。
iPhone 16の価格は据え置き
まず、一番気になるところですが、iPhone 16の価格はiPhone 15からの据え置きで以下の通り(いずれもApple Storeでの販売価格)。予約は9月13日21時から開始で、発売は9月20日。予約はApple Storeや各キャリアから行えます。
- 128GB:標準モデル124,800円/Plus139,800円
- 256GB:標準モデル139,800円/Plus154,800円
- 512GB:標準モデル169,800円/Plus184,800円
今回のカラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの計5色。iPhone 15よりもビビッドな色合いになりました。
チップ/メモリ/ネットワーク性能
まず、iPhoneの頭脳に当たるチップ性能やメモリ性能についての変更点です。
A18チップを搭載
iPhone 16には、iPhone 15のA16チップよりも効率的でパワフルな「A18チップ」が搭載されています。このA18チップは、TSMCという会社が作った最先端の3nm技術で製造されており、処理能力が大幅にアップしています。
まず、6つのコア(=脳みそ部分を6つ持っているようなもの)が入っているCPUが、iPhone 15よりも約30%速くなりました。これにより、アプリの起動や処理がスムーズになります。
また、機械学習のために特別に作られた「ニューラルエンジン」は、iPhone 15の2倍の速さで動くように最適化されています。これは、写真や動画の編集、AIを使ったアプリなどで特に役立ちます。
さらに、ゲームや動画のグラフィックを担当するGPUも強化され、パフォーマンスが40%向上しています。新しく追加された「レイ トレーシング」という技術のおかげで、ゲームや映像がさらにリアルで美しく見えるようになりました。
8GBメモリを搭載
iPhone 16では、iPhone 15の6GBメモリから8GBメモリにアップグレードされています。簡単に言うと、iPhoneの作業スペースが広くなったということです。これにより、処理が重いアプリを使った時に発生していた動きの遅さやカクカクする現象が、かなり減ると期待できます
ネットワーク性能も向上
iPhone 16は、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 7」に対応しました。このWi-Fi 7は、以前のWi-Fi 6(6E)と比べて、最大通信速度が約3.7倍速くなり、さらに接続が安定します。つまり、ネットがプチプチ途切れたり、速度が急に落ちることが少なくなるということです。
ただし、Wi-Fi 7の性能を活かすには、対応したWi-Fi ルーターも必要です。そのため、すぐにはその速さや安定性の恩恵を感じられないかもしれません。
さらに、iPhone 16では「Thread」という新しいネットワーク技術もサポートしました。これは、スマートホーム機器(スマート電球やスマートロックなど)との接続をよりスムーズにするための技術です。これによって、スマートホーム機器の操作がより快適になることが期待できます。
デザインやディスプレイ
iPhone 16のデザインは、パッと見た感じiPhone 15をあまり変わりませんが、細かいところが結構変更されています。
頑丈なデザイン
iPhone 16は、非常に強い「航空宇宙産業レベルのアルミニウム」を使って作られています。これは飛行機の部品にも使われるほどの丈夫さです。また、背面には美しい色がしみ込んだ「カラーインフューズドガラス」を使用していて、見た目も高級感があります。
さらに、画面には最新の「セラミックシールド」という特殊なガラスを採用しており、従来のガラスよりも約2倍の強度があります。これにより、万が一落としてしまった場合でも、割れにくくなっています。ちなみに、防水や防塵性能については、iPhone 15と同じレベルなので、安心して使うことができるでしょう。
ディスプレイ
iPhone 16のディスプレイサイズは、iPhone 15と同じです。標準モデル(無印)は6.1インチ、Plusモデルは6.7インチとなっています。画面の性能自体もほとんど変わりませんが、ひとつだけ進化した点があります。それは、画面の明るさを一番暗くした時の「最小輝度」が1ニトまで下げられるようになったことです。これにより、暗い場所で画面を見ても、目に優しくなります。
熱くなりにくい
iPhone 15では、本体が熱くなりやすいという声がありました。特に夏場にスマホが熱くなると、使いにくいですし、バッテリーに悪影響を与えることも心配ですよね。
しかし、iPhone 16ではその点が改善され、熱を外に逃がす設計が取り入れられました。これにより、本体が熱くなりにくくなり、暑い日でも安心して使えるようになっています。
アクションボタンやカメラコントロールボタンを搭載
これまでiPhoneの伝統だったサイレントスイッチがなくなり、新しく「アクションボタン」に変わりました。このアクションボタンは、自分がよく使う機能を設定しておくことで、ワンタッチで簡単に呼び出せる便利なボタンです。例えば、カメラやメモ、タイマーなどを割り当てておけば、iPhoneの使い勝手がさらに良くなります。
さらに、サイド(電源)ボタンの下には「カメラコントロールボタン」が新しく追加されました。これにより、カメラの操作がより簡単になり、素早く撮影できるようになっています。
なお、カメラコントロールボタンについては、下の記事で詳しく紹介しているので、よかったらご覧ください。
サイズと重さ
iPhone 15と16のサイズはまったく一緒で、高さ147.6 mm×幅71.6 mm×厚さ7.80 mmです。
ただし、重量は少しだけ軽くなっており、標準モデルは1g軽くなって「170g」、Plusは2g軽くなって「199g」です。
カメラ
iPhone 16はカメラ性能も向上しています。これらについてもチェックしていきましょう。
カメラ性能
iPhone 16には、標準の広角カメラと超広角カメラの2つが搭載されています。これはiPhone 15と同じですが、超広角カメラの性能がアップしています。
具体的には、超広角カメラがƒ/2.2という絞りにアップグレードされました。これは、iPhone 15のƒ/2.4に比べて、暗い場所でもよりきれいに撮影できるようになったということです。
さらに、iPhone 16では「マクロ写真」と「マクロビデオ録画」という新しい機能も追加されました。これにより、小さな物や細かいディテールをクローズアップして撮影できるようになり、より鮮明な写真や動画を楽しめます。
最新世代のフォトグラフスタイルに対応
iPhone 16では、「フォトグラフスタイル」機能がさらにパワーアップし、より自分好みの写真を簡単に撮影できるようになりました。新たに多くのスタイルが選べるようになり、自分の好みに合わせて写真の雰囲気を細かく調整できます。
さらに、写真の「トーン」と「カラー」を同時に調整できる新しいオプションも追加されているので、より自由に自分だけの写真を仕上げられます。
カメラの配置
iPhone 15では、カメラが斜めに配置されていましたが、iPhone 16ではカメラが縦に並ぶように変更されました。この新しい配置によって、「空間ビデオ」や「空間写真」を撮影できるようになっています。これにより、より立体的で臨場感のある写真や動画が楽しめるようになります。
ただ、空間ビデオや空間写真はApple Vision Pro(かなり高い!)がないと楽しめないので、一般的なユーザーにはあまり関係ないかなぁという感じがします。
バッテリーや充電
iPhone 16 は、iPhone 15 と比較して、バッテリー寿命や充電性能が大きく向上しています。
バッテリー持続時間
iPhone 16 のバッテリー持続時間は、標準モデルで最大 22 時間、Plusで最大 27 時間と大幅に伸びました(iPhone 15は標準モデルで最大20時間、Plusで最大26時間)。
充電性能
iPhone 16では、ワイヤレス充電の性能が大幅に向上しています。これまでMagsafeを使った場合、最大15Wで充電できましたが、iPhone 16では最大25Wまでスピードアップしました。これにより、有線充電と同じくらいの速さで充電ができるようになり、たった30分でバッテリーを50%まで充電できるようになります。
また、Qi2規格にも対応しているので、Qi2充電器でiPhone 16を充電することも可能です。なお、USB-CポートはiPhone 15と変わらず「2.0」のままなので、有線で充電する場合は変化ありません。
AI(Apple Intelligence)
iPhone 16には、iPhone 15にはなかった大きなアップグレードとして「Apple Intelligence」という人工知能(AI)システムが利用できるようになります。
このAIは、iPhoneの使い方や状況を理解して、より賢くサポートしてくれる機能。
例えば、
- 文章の作成を手伝う
- 自分の描いた絵をブラッシュアップする
- メールやメッセージの返信を考えてくれる
- Siriがもっと賢くなる
- 写真から不要なものを簡単に削除する
- カメラを向けたものをすぐに調べる
といった機能を利用できます。
このようなAI機能は、今までだと他社製のアプリを使わないとできませんでしたが、Apple IntelligenceはiPhoneに統合されているので、よりスムーズに使えるようになります。
なお、日本語で利用できるようになるのは2025年の予定。しばらく使えない点は注意が必要です。
iPhone 16は買いか?
ここまで、iPhone 16の進化した点を紹介してきました。
iPhone 16は、大幅なデザイン変更はないため、デザイン重視の方は、様子を見るのも良いかもしれません。しかし、A18チップによる圧倒的な性能、進化したカメラ機能、そして新しいアクションボタンなど、多くの魅力が詰まっています。特に、iPhone 15からの買い替えを検討している方や、最新のテクノロジーをいち早く体験したい方にはおすすめです。
特に、iPhone 16 と iPhone 16 Plus で大きな変更のポイントは、「Apple Intelligence」「カメラコントロールボタン」が利用できる点。これらはiPhoneをもっと便利にしてくれると思います。
カメラコントロールボタンは、カメラの操作がいわゆる普通のカメラに近いものになるので、写真を撮る人には使ってもらいたい機能ですね。
また、Apple Intelligenceはプライバシーにも配慮された最新のAI。iPhone 16は、これが利用できる最安値の端末です。「AIを使ってみたけどしっくりこなかった」という人は少なくないと思いますが、アップルのことですから、ユーザー視点でかなり使いやすく仕上がってくるのではないかと予想しています。ただし、Apple Intelligenceを使えるようになるのは来年ですので、その点は留意が必要ですね。
楽天モバイルなら新しいiPhoneがお得に手に入るかも
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ここまで説明してきたとおり、魅力タップリのiPhone 16ですが、ちょっとお高く感じる人は結構多いのではないでしょうか。
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