Apple Watch Series10は何が変わった?Series9との違いを徹底解説【Apple Event】

Apple Watch

先日のAppleイベントでApple Watch Series 10が発表されました。色々なまとめ記事が出てきていますが、当ブログ独自の視点で進化した部分などをしっかりとまとめていきます。

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久しぶりにデザインが変更

Apple Watch Series 10は久しぶりにデザインが変更されました。これにより、次のような点が進化しているのが特徴です。

ディスプレイが大きくなった

まず、一番の変化が「ディスプレイの大きさ」です。
Series 3と比べて最大75%、Series 4、5、6、SEと比べて最大30%も広くなっています。さらに、Apple Watch Ultraを上回るサイズになりました(画像は公式サイトから引用)。

公式でずるいなぁと思うのは、Series 9との比較が載っていないところ。
(厳密には載っていますが、紹介ページには載っていないので見つけにくい。)
Series 9と比較したい人も多いと思うので、その情報はわかりやすい場所に載せて欲しいですよね。

この点ですが、ボディサイズは大型モデル(45mm→46mm)、小型モデル(41mm→42mm)と、長辺・短辺が1mmずつ大きくなっています。これに伴って、若干解像度が上がる感じです。

具体的な解像度は次の通り。

Series 10Series 9
46mmケース
416 x 496ピクセル
1,220平方ミリメートルの表示領域
45mmケース
396 x 484ピクセル
1,143平方ミリメートルの表示領域
42mmケース
374 x 446ピクセル
989平方ミリメートルの表示領域
41mmケース
352 x 430ピクセル
904平方ミリメートルの表示領域

本当にちょっぴり広くなっています。しかし、小型デバイスなので、この「ちょっぴり」の差は案外大きく感じるかもしれません。逆に人によっては「広くなった」という感じは得られないかもしれません。この部分は個人差が大きそうです。

もし実際に比較したいという場合は、Apple Watch Ultraを確認できる店舗で出向くのがおすすめです。Series 10は「Ultraより少し大きい」ので、その感覚で確認すると大体の感じが掴めるでしょう。

薄くなった

次に「薄くなった」という点です。

Series 9に比べて、1mmも薄くなっています。「わずか1mm」と感じる人もいるかもしれませんが、これはかなり大きいとみています(画像は公式サイトから引用)。

個人的に感じることですが、何かしらの作業をしているときにApple Watchを装着していると、結構引っかけてしまうことがあります。これは純粋に厚みがあるからなんですよね。
「それであるなら外せばいい」と思うかもしれませんが、Apple Watchで健康トラッキングしているので、できるだけ外したくはないのです。

今回のSeries 10は1mmといえど薄くなっているので、引っかけてしまうようなことは少し減ると思います。ですので、常時装着している人にとっては、特にありがたい変更ですね。

斜めから見やすい

Series 10は、広角OLEDディスプレイを採用しているので、斜めから見たときに40%明るくなっているそうです。
ちなみに下の画像はSeries 9で斜めから見たときの明るさ。

これより40%明るくなるので、だいぶ見やすくなりそうです。

軽くなった

「薄い」についで嬉しい改良点は「軽くなった」というところです。

Series 10と9の重量を比較してみます。

Series 10Series 9
46mmケース
36.4 g(アルミニウム、GPSモデル)
35.3 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
41.7 g(チタニウム)
45mmケース
38.7 g(アルミニウム、GPSモデル)
39.0 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
51.5 g(ステンレススチール)
42mmケース
30 g(アルミニウム、GPSモデル)
29.3 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
34.4 g(チタニウム)
41mmケース
31.9 g(アルミニウム、GPSモデル)
32.1 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
42.3 g(ステンレススチール)

このように、ボディは大きくなっていますが重量は軽くなっています。常に腕につけているものですから、これは素直に嬉しいポイントです。

スピーカーを搭載

最後にスピーカーが搭載されました。これにより、AirPodsなどのワイヤレスイヤホンを使っていなくても、音楽などをApple Watchから直接鳴らすことができます。

でも、操作を誤ってしまい、気付かずにApple Watchから音楽を鳴らしてしまうことが起きてしまうような気がします。この辺はちょっと気になるところ。

ラインナップが「アルミ」と「チタン」になり、「ステンレス」がなくなる

これまで、Apple Watchのエントリー機は「アルミニウム」、上位機は「ステンレス」というラインナップでしたが、Series 10では上位機が「チタニウム(チタン)」に変更されました。これにより、「ステンレス」モデルが消えた形になります。

ちなみに用意されているカラーバリエーションですが、アルミニウムは「シルバー」「ローズゴールド」「ジェットブラック」の3種類。


チタニウムは「ナチュラル」「ゴールド」「スレート」の3種類です。

機能面も若干進化している

機能面は、若干進化している感じです。

ヘルスケア機能で「睡眠時無呼吸の兆候」の検出に対応

Series 10では「睡眠時無呼吸の兆候」の検出に対応しました。これは、睡眠中に何度も呼吸が止まり、睡眠が途切れがちになる「睡眠時無呼吸」を検出する機能。治療しないと、高血圧、2型糖尿病、心臓疾患などにつながる恐れがあるそうです(画像は公式サイトから引用)。

「睡眠時無呼吸の兆候」で睡眠時無呼吸が検出されると、医療機関で受診する際に役立つレポートを受け取れるとのこと。ヘルスケア機能は、国によって提供時期にばらつきがありますが、これは日本でもすぐに利用できるようになる見込みです。

ただし、この機能を使うには寝るときもApple Watchをつけっぱなしにしないといけません。そのため、寝るときは少し窮屈に感じてしまうかもしれません。また、Apple Watchはバッテリーが丸一日持たないので、この機能を使うならApple Watch2台持ちが現実的な選択肢になります。
(寝ているときにつけたままだとバッテリーを消費しています。つまり、次の日バッテリーが切れる恐れがあるということです)

あと、「睡眠時無呼吸の兆候」機能は、WatchOSのアップデートでSeries 9でも使えるようになる予定。つまり、この機能はSeries 10専用ではありません。すでにSeries 9を使っている人なら、アップデートを待てばOKです。
(紛らわしいですよね)

この点は見落としがちなので、この機能を使いたいと思っている人は留意したほうがいいと思います。

水深・水温を計測できる

Series 10は、水泳やシュノーケリングに役立つ「水深」と「水温」の検出に対応しました。防水性能は50mとのことです。「シュノーケリング、プールや海で泳ぐなど、浅水でのアクティビティで使用できる」ということなので、このようなことをする人には便利になったでしょう。

すみません。自分はこの手の遊びは一切しないのであまり恩恵には感じていません。
(個人の意見です)

充電性能が高速化

次は実用的なところです。充電性能が高速化し、30分で80%充電できるようになりました。これは、今までのApple Watchの中で最も速いですね。Series 9では45分で80%充電でしたので、30%近く高速化されています。

外出先で充電が切れそうになっても、モバイルバッテリーでサクッとフル充電に近い状態に持って行けるのは安心感が高まっていますね。
なお、Apple Watchに最適な充電器は下の記事レビューしているので、よかったらご覧ください。

常時表示ディスプレイが進化

常時表示ディスプレイ(Always-On Display)が進化し、手首を下げていても、秒針が1秒ごとに更新されるようになりました(Series 9は1分ごと)。これにより、手首を上げなくても時間が正確に確認できるのは確かに便利です。

しかし、これは「本当に必要か?」と感じる場面もあるかもしれません。秒針をそこまで頻繁に確認するシチュエーションって、あまりないですよね。個人的には、確かに時々便利ですが、これがなかったからと言って特別不便だったわけでもないので、若干過剰な機能に感じてしまいます。

チップは「S10」に進化

Apple Watchの処理速度に関わるチップですが、「S10チップ」に進化しました。これにより処理が高速化されるので、Apple Watchの操作がより快適になっているそうです。

また、S10チップの恩恵を授かれるのは「音声通話」ではないでしょうか。
S10チップの高性能化により、電話やFaceTime音声通話時の背景ノイズが抑えられるようになりました。これにより、うるさい場所でも自分の声が相手にはっきりとクリアに聞こえるようになるようです。

変わらないこと

ここまでは進化した点を紹介しましたが、変わっていない点もそれなりにあります。
こちらを紹介していきましょう。

バッテリー駆動時間

Series 9とSeries 10のバッテリー駆動時間は共に18時間、低電力モードでは最大36時間と変更ありません。ですので、基本的には毎日充電は必要です。

ネットワーク性能

両モデルともW3チップと第2世代のUltrabandチップを採用しており、802.11n Wi-FiとBluetooth 5.3に対応しています。よって、通信環境は従来どおりです。

価格は据え置き

Apple Watch Series10の予約はすでに始まっており、発売は2024年9月20日です。
気になる価格は次の通り。

Apple Watch Series 10 アルミニウムケース

42mmモデル:5万9800円から
46mmモデル:6万4800円から

Apple Watch Series 10 チタニウムケース

42mmモデル:10万9800円から
46mmモデル:11万7800円から

このように価格は据え置きとなりました。

Series10は買いか?

Series 10の目玉となるのは、薄型化されたデザイン、チタンモデルの追加、大型化したディスプレイなどの進化です。逆にバッテリー性能や多くの健康管理機能、価格設定などは、Series 9と大きな違いはありません。

進化したポイントが魅力的に感じるのであれば、価格も据え置きですし購入を検討してもいいのではないかと思います。例えば、Series 6あたりを使っている人は、そろそろバッテリーの減りが速く感じていると思います(バッテリーがへたり始めているんですね)。そのような方は買い替えしてもいいかもしれません。

また、これまで1台で運用していた人は、2台持ちにして健康管理に力を入れてもいいかもしれません。個人的な話ですが、自分はApple Watchを2台で運用していて、睡眠記録を取っています。睡眠記録は、自分の睡眠の質を可視化できるので結構便利です。
(浅い睡眠とかを把握できるので、健康管理には欠かせません)

もしこのようなポイントが気になるのであれば、今回のモデルは結構いいのではないでしょうか。

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Apple WatchのGPS + Cellularモデルなら、iPhoneがなくても通話ができたり、マップが使えたりして便利です。ちょっとした外出やワークアウトのときに最適ですし、iPhoneを忘れてしまったときも焦らずに済みます。

ただし、GPS + Cellularモデルはちょっとお高いんですよね。通信料もかかりますし、、、。
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