iPhoneで長押ししてメニューが表示されるまでの時間が「遅い!」と感じたことはありませんか?実は、この問題は簡単な設定変更で解決できます。そこで、iPhoneの長押し(触覚タッチ)を高速化して、快適な操作を取り戻す方法を解説します。
そもそも触覚タッチとは?
iPhoneで長押しする操作を「触覚タッチ」と読んでいます。アプリのアイコンやメッセージなどを長押しすると、追加のメニューやプレビューが表示される機能ですね。
似たような機能としては、「3D Touch」というものがありました。こちらは、画面を押す力の強さを感知して、「軽く押す」と「強く押す」の2段階の操作ができる機能でした。2018年以前のiPhoneユーザーの方なら、「3D Touch」を覚えている方もいるでしょう。
しかし、iPhone XRの登場とともに3D Touchは廃止され、現在の触覚タッチに置き換わりました。触覚タッチは圧力ではなく長押しの時間で反応するため、どうしても3D Touchよりも反応が遅く感じられてしまいます。
「昔のiPhoneの方が操作がキビキビしていたような気がする…」という感覚は、まさにこの違いによるものです。
触覚タッチを高速化する方法
iOS 17以降では、触覚タッチの反応速度を調整できる設定が追加されました。この設定を変更すれば、3D Touch時代の快適な操作感に近づけることができます。
触覚タッチを高速化するには、設定アプリを開き、「アクセシビリティ」→「タッチ」をタップします。


タッチの設定画面が表示されたら、「触覚タッチ」をタップします。表示された画面で「速い」を選択します。


選択できる速度は、次の3種類です。
・高速:最も速い
・デフォルト:標準的な反応速度
・低速:ゆっくりとした反応速度
設定画面には花の画像が表示されており、その画像を長押しすると触覚タッチの速度をテストできます。「高速」だと速すぎる場合は、別の速度で試してみてください。

まとめ:長押し操作が遅いと感じている人は設定変更を
iPhoneの長押し操作が遅いと感じている方は、ぜひ触覚タッチの速度を変更してみてください。ほんの数秒の節約ですが、快適さは格段に向上します。
わずか数タップで設定変更できますし、いつでも元の速度にも戻せるので、気になった方は設定変更するのがおすすめです。