M5 MacBook Air登場。2万円アップは「納得」か「値上げ」か?512GB標準化とM4との違いを徹底比較

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AppleがM5チップを搭載した新しいMacBook Airを発表しました。iPhone 17eやiPad Air(M4)と同様に、3月4日23時15分から予約受付、3月11日に発売です。

これに伴い、前世代のM4モデルはApple公式ストアでの販売を終了しています。MacBook Airを新たに購入するなら、現時点ではM5が実質的な唯一の選択肢です。

ただ、気になるのは価格。M4が164,800円(13インチ・256GBスタート)だったのに対し、M5は184,800円(13インチ・512GBスタート)と約2万円アップ。しかも標準ストレージが256GBから512GBに変更されており、単純な比較がしにくい値上げになっています。筐体やデザイン・ポートはほぼ据え置きで、「中身勝負」のアップデートなのに2万円高い——これは納得できる内容なのでしょうか。

そこで、2万円アップの中身を具体的に確認したうえで、「このアップグレードに価値を感じやすい人・そうでない人」をまとめていきます。

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M4とM5の違いをざっくり整理

細かい話の前に、13インチモデルを軸として両者を表で比較してみましょう(価格はApple公式ストア・日本の税込価格)。

項目MacBook Air M4(13インチ)MacBook Air M5(13インチ)
日本価格(税込)164,800円〜(256GBスタート)184,800円〜(512GBスタート)
標準ストレージ256GB512GB
最大ストレージ2TB4TB
CPU10コア(M4世代)10コア(M5世代・高速化)
GPU最大10コア最大10コア(各コアにNeural Accelerator搭載)
メモリ帯域幅120GB/s153GB/s(約28%向上)
AI性能Neural Engine搭載(M4世代)Neural Engine+GPU Neural Accelerator。M4比 最大4倍※
SSD速度M4比 読み書き最大2倍※
Wi-FiWi-Fi 6EWi-Fi 7(N1チップ搭載)
Bluetooth5.36
デザイン・ディスプレイ・ポートLiquid Retina、Thunderbolt 4×2、MagSafe同左(変更なし)
カラースカイブルー、ミッドナイト、スターライト、シルバー同左
発売日2025年3月2026年3月11日

※ Apple公式発表による。実際の体感は用途によって異なります。

見ての通り、外観・ディスプレイ・ポート構成はほぼ変わっていません。差がついているのは「チップ・ストレージ・通信」の3点です。

なお、M4の13インチ・16GB/512GBモデルの公式価格はおよそ18万円台中盤だったので、512GB同士で比べると、M5のほうがむしろ安くなっています。「256GBで十分だった人」にとっては実質値上げに映る一方で、「はじめから512GBが必要だった人」にはコストダウンにもなるという、少し複雑な構図です。

「2万円アップ」に含まれているものとは

単純に「高くなった」で済ませると損をするかもしれないので、価格差の中身を確認してみましょう。

  • ストレージが256GB → 512GBに倍増
    M4でBTOにより256GBから512GBに増量するには、差額として一定の上乗せが必要でした。その観点では、M5の512GBは「はじめから内包している」と捉えることもできます。
  • SSDの読み書き速度がM4比最大2倍
    容量が増えただけでなく、速度自体も大幅に改善されています。
  • AI処理性能がM4比最大4倍
    M5のGPUには各コアにNeural Acceleratorが内蔵されており、Apple IntelligenceなどのAI処理がより高速になっています。この倍率はApple公式の発表に基づくもので、特定のAIタスクを想定した数値です。
  • メモリ帯域幅が約28%向上
    120GB/sから153GB/sになったことで、AI・GPU処理時や重い作業でのデータのやり取りに余裕が生まれます。
  • Wi-Fi 7・Bluetooth 6に対応
    N1ワイヤレスチップの搭載により、通信まわりが一世代進化しました。

こうして並べると、「2万円の差額の中にこれだけが詰め込まれている」という見方も可能。ただし、「そのどれも自分にとっては不要」という人には、やはり実質値上げに感じるのが正直なところです。

2万円アップに「納得できる人・できない人」

スペック差を把握したうえで、誰にとって「お得な2万円か」を整理してみます。

M5の価格に納得しやすい人

次のような条件に当てはまるなら、M5の上乗せ分は比較的受け入れやすいでしょう。

  • 内蔵ストレージは最低でも512GBは確保したい
  • 外付けSSDに頼らず、本体だけで完結させたい
  • Apple IntelligenceなどのAI機能を日常的に使いたい(または今後使う予定がある)
  • 3〜4年以上使い続けることを前提にしている
  • Wi-Fi 7対応ルーターへの更新も視野に入れている

このような人にとっては、2万円は「512GBのストレージ代+AI強化+高速SSD+Wi-Fi 7対応へのアップグレード料」として捉えることができます。将来を見越した投資として、割り切れる価格差と言えます。

「高くなった」と感じやすい人

一方で、次の条件に当てはまるなら、コストパフォーマンスに疑問を感じるかもしれません。

  • 256GBもあれば十分(または外付けSSD前提で運用している)
  • 用途はブラウジング、OfficeソフトやPDF作業、文章執筆、軽い写真・動画管理など
  • AI機能は「たまに試せれば十分」で、必須ではない
  • Wi-Fi 7対応ルーターに買い替える予定はない
  • 本体予算の目安が17万円以内

このような方にとっては、「使わない512GBが強制されたうえで2万円高い」という状況です。M4が公式ストアから姿を消した今、量販店在庫や認定整備済製品でM4を探すのも選択肢の一つになります。

新規購入と買い替えで少し変わるポイント

はじめてMacを買う方へ

「初めてのMac」として検討している場合、価格を抑えたいならM4の256GBまたは512GBモデルは十分な出発点です。一方で、仕事や学業でしっかり使いたい、かつ長く使うつもりがあるなら、M5の512GBスタートは投資として無理のない選択肢といえると思いますね。

既存のMacから乗り換えを考えている方へ

M2やM3世代からの乗り換えを検討している場合、「どうせ乗り換えるならM5まで引き上げておくほうが、世代差の恩恵を長く受けられる」という考え方もあります。逆に、「性能は十分だが本体コストを下げたい」という優先度があるなら、M4を選ぶのも合理的な判断です。

なお、M1世代をまだ使っている方にとっては、M4でもM5でもどちらへの乗り換えも大きなジャンプアップになります。その場合はスペックより「価格と予算」で判断するほうが現実的かもしれません。


まとめ:2万円を「将来へのチップ代」と割り切れるかどうか

M4とM5の違いは、外観やポートではなく「ストレージ・AI処理・SSD速度・無線」の4点に集約されます。現在MacBook Airを新品で買う場合、M5が唯一の公式な選択肢。

「256GBで十分で、AIにも最新の無線規格にもこだわらない」という方には、2万円の差が重くのしかかります。そういった人は、M4の在庫や整備済み品を探すのが賢い選択。次の世代まで待ってもいいですが、値下げは期待できない点は注意が必要です。

一方で「512GB前提で使いたく、AI機能やWi-Fi 7も視野に入れている」という方にとっては、2万円の上乗せは「将来性へのチップ代」として十分に納得できる水準ではないでしょうか。M5は、スペック表の数字以上に「3〜4年後も快適に使い続けられる余力」という点で魅力のあるモデルです。

「できるだけコストを抑えたい」ならM4の在庫を探す、「最新を長く使い倒したい」ならM5——自分のスタンスに合わせて判断してみてください。

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しげさん
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