最近、Androidスマホを使っていて、見慣れないアプリがインストールされていたという話を聞きます。特に多いのが、「検索ハブ」というアプリです。これが突然ホーム画面やアプリ一覧に現れて、困惑している方も多いようです。
結論から言うと、これはGoogle公式のアプリです。過度に心配する必要はありません。もし不要であれば削除しても大丈夫です。それでは「検索ハブ」について、アプリの詳細から削除の可否まで解説していきます。
「検索ハブ」の正体とは?
突然、次の「検索ハブ」というアプリが現れたという声が一部で話題になっています。

この「検索ハブ」は、Googleが提供するAndroid向けの公式アプリです。実はこのアプリ、以前から存在していた「デバイスを探す」というサービスが2025年5月頃にリニューアルされたもの。名称が「検索ハブ(Find Hub)」に変更され、機能も大幅にアップデートされました。
多くのAndroid端末では、Google関連のアプリが標準搭載されているか、Google Play経由で自動的にアップデートされます。「検索ハブ」も例外ではなく、「デバイスを探す」アプリがバックグラウンドで自動更新された結果、突然現れたように見えているだけです。
つまり、まったく新しいアプリが勝手にインストールされたわけではなく、既存のアプリがアップデートで名前と機能が変わっただけなので、特に心配はありません。
「検索ハブ」でできること
検索ハブの主な目的は、紛失したデバイスやアクセサリを見つけるというもの。iPhoneの「探す」アプリと同じような機能のアプリですね。具体的には次のような機能があります。
- スマートフォンやタブレットの位置を地図上で表示
- 音や光でデバイスの場所を知らせる
- 近くにある場合は、より正確な位置を特定
- Bluetoothアクセサリ(イヤホンなど)や忘れ物タグも探索可能
さらに今後は、UWB(超広帯域無線)や衛星接続による高精度な追跡機能も追加される予定です。つまり、AppleのAirTagのような忘れ物防止システムがAndroidでも本格的に展開されることになります。
使い方を簡単に説明すると、自分のGoogleアカウントでログインしているAndroidスマホやタブレットの端末が表示されます。その中から探している端末を選択すると、その端末がある位置を確認できます。また、音を鳴らしたり、端末を保護したりできます。


削除しても大丈夫?
とはいえ、いきなり現れたと感じるということは、おそらく以前の『デバイスを探す』も使っていなかった人がほとんどだと思います。であれば、「削除してもいいの?」と考えるかもしれません。実際に削除して問題はないでしょうか?
削除しても問題ない
結論から言うと、「検索ハブ」は削除しても大丈夫です。このアプリは必須のシステムアプリではないため、他の一般的なアプリと同様にアンインストールできます。
削除したからといって、スマートフォンの基本動作に支障をきたすことはありません。普通にメールを送ったり、電話をかけたり、アプリを使ったりする分には全く問題ないでしょう。
ただし、紛失時の対応が困難になる
ただし、デメリットもあります。もしスマートフォンを紛失してしまった場合、通常なら別のデバイスからGoogleアカウントにログインして、紛失したスマホの位置を地図上で確認できます。さらに、遠隔操作で音を鳴らしたり、画面をロックしたり、データを消去したりすることも可能です。
しかし、「検索ハブ」を削除してしまうと、これらの機能が使えなくなってしまいます。つまり、万が一スマホを失くしてしまったときに、自力で探すしかなくなります。アプリのサイズも大きいわけではありませんので、基本的にはアンインストールせずに、そのままにしておくのがおすすめです。
削除・再インストールについて
どうしても「検索ハブ」が不要だと感じる場合は、他の一般的なアプリと同様にアンインストールできます。アイコンを長押しして「アンインストール」を選択するか、設定アプリの「アプリ」項目から削除可能です。ただし、一部の端末ではシステムアプリ扱いとなっており、完全な削除ではなく「無効化」のみ可能な場合もあります。
一度削除した後で再びインストールしたくなった場合は、Google Play ストアで「検索ハブ」または「Find Hub」で検索してください。念のため、👇にリンクも貼っておきます。
まとめ:基本的には残しておくのがおすすめ
「検索ハブ」について整理すると、以下のようになります:
- 正体:Google公式の「デバイスを探す」後継アプリ
- 目的:紛失したスマホやアクセサリを探すため
- 突然現れた理由:既存アプリの自動アップデート
- 削除:可能(ただし紛失時の探索機能が使えなくなる)
削除するかどうかは、結局のところ「デバイスを失くした時の対策をどう考えるか」次第です。とはいえ、「探す」機能は万が一のときに必要になるものなので、残しておくのが安心です。「検索ハブ」はGoogle公式の安全なアプリなので、過度に心配する必要はありませんので、いつでも使えるようにしておいた方がいいでしょう。