【注意】「2時間後に電話が使えなくなります」は詐欺!自動音声の正体と対処法を徹底解説

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最近、「2時間後に電話が使えなくなります」という内容の不審な電話が急増しています。実際、私の家にもたまに留守電が残されています。

この電話は、結論から言うと「個人情報を狙った詐欺」の一種で、特に高齢者をターゲットにしたケースが多く報告されています。メッセージの内容を聞くと「緊急事態だ!」と思わず焦ってしまいがちですが、冷静に対処することが何より大切です。

そこで、この詐欺電話の特徴から具体的な対処法まで、被害を防ぐために知っておくべき情報をまとめました。

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不審な電話の特徴を知っておこう

まずは、この詐欺電話ですが、国民生活センターも以下のページで注意を促しています。

「2時間後に電話が使えない!?」個人情報を聞き出す不審な電話にご注意!(発表情報)_国民生活センター

ただ、役所のページはどうもわかりにくいものが多いので、実際にわかりやすく解説していきましょう。まず、この詐欺電話にはどのような特徴があるのか確認していきます。

自動音声での案内が基本パターン

この詐欺電話で最も多いのが、自動音声による案内です。「こちらは〇〇です。2時間後に電話が使えなくなります。オペレーターと話したい場合は1番を押してください」といった内容で、ボタン操作を促してきます。

人間の声ではなく機械的な音声で流れるため、一見すると公的機関からの正式な連絡のように聞こえるのが厄介なところです。でも、総務省やNTTなどが、このような方法で緊急連絡をすることはありません

信頼できる組織を名乗って安心感を演出

この手の詐欺を働く人たちは、私たちが信頼している組織の名前を使って騙そうとしてきます。よく使われるのは以下のような名前です。

  • 総務省などの国の機関
  • NTTなどの大手通信会社
  • 地域の電話局

こうした名前を聞くと「本当の話かも」と思ってしまいますよね。私もこのメッセージを初めて聴いたときは「へ?」と思いました。しかし、これらの組織が個人宅に突然「電話が使えなくなる」という連絡をすることは基本的にありません。

個人情報の取得が真の目的

この電話を取ってボタン操作をしてしまうと、最終的にはオペレーターにつながります。こうなると、本格的な詐欺が始まります。「確認のため」という名目で、次のような個人情報を聞き出そうとしてきます。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • 家族構成

一度でも情報を伝えてしまうと、さらに巧妙な詐欺に巻き込まれる危険性が高まります。これは詐欺師が「ちょろい相手だ」と認識してしまい、その情報が彼らのグループの連絡網に乗ってしまうためです。これにより、あらゆる詐欺師のターゲットになってしまいます。彼らの情報網は驚くほど発達しているので、絶対にスキを見せてはいけません。

発信元の特徴にも注目

この手の詐欺電話には、発信元にも特徴があります。

  • 海外からの国際電話(+から始まる番号)
  • 非通知設定での発信
  • 聞き慣れない市外局番

このような番号からの着信があれば、まずは詐欺を疑うことが大切です。

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詐欺の目的とリスクを理解しよう

では、なぜこのような電話をかけてくるのでしょうか。詐欺師たちの狙いを知っておきましょう。

個人情報の悪用が最大の目的

取得した個人情報は、さまざまな犯罪に利用されてしまいます。具体的には次のようなリスクが考えられます。

  • 架空請求詐欺への発展
    あなたの名前や住所を使って、身に覚えのない請求書が送られてくることがあります。「利用した覚えがないから無視すればいい」と思いがちですが、巧妙に作られた請求書を見ると不安になってしまう方も多く、実際に支払ってしまう人は少なくありません。
  • なりすまし犯罪のリスク
    あなたの情報を使って、他の人をだます材料に使われる可能性もあります。「○○さんから聞いた」といって、あなたの知人が騙される二次被害も起こりえます。

直接的な金銭詐取も狙っている

個人情報を聞き出した後、さらに巧妙な手口で金銭を騙し取ろうとするケースも報告されています。

  • 「電話の復旧作業費」として現金を要求
  • 「緊急対応費用」の名目でギフトカードの購入を指示
  • 偽のサポートセンターへの誘導、などなど

心理的な混乱を狙った手口

「2時間後に電話が使えなくなる」という緊急性を装うことで、ユーザーの冷静な判断力を奪おうとしています。焦った状態では、普段なら疑うような話でも信じてしまいがちになりますからね。

特に一人暮らしの高齢者の人は、「電話が使えなくなったら困る」という不安から、詐欺師の指示に従ってしまうケースが多いようです。

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絶対に覚えておきたい対処法

それでは、実際にこのような電話がかかってきた場合、どう対処すればよいのでしょうか。覚えておきたい対処は次のとおりです。

知らない番号には出ないのが鉄則

まず基本的なことですが、知らない番号からの着信には出ないことです。特に次のような番号は無視するようにしましょう。

  • 「+」から始まる国際電話
  • 見慣れない市外局番
  • 非通知設定の電話

「大切な電話だったらどうしよう」と心配になる気持ちもわかりますが、本当に重要な用件であれば留守番電話にメッセージを残してくれるはずです。

出てしまった場合はすぐに電話を切る

もし間違って電話に出てしまい、「2時間後に電話が使えなくなる」という内容が聞こえてきたら、慌てずにすぐ電話を切ってください

「ボタンを押してください」と言われても、絶対に従わないことが大切です。一度でも指示に従ってしまうと、オペレーターにつながって本格的な詐欺が始まってしまいます。

個人情報は絶対に教えない

もしオペレーターと話すことになってしまっても、次の情報は絶対に教えてはいけません。

  • 氏名や住所
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 家族の情報
  • 銀行口座やクレジットカード情報

「確認のため」と言われても、正当な機関であれば既にあなたの情報を把握しているはずです。個人情報を求めてくる時点で詐欺だと判断してよいでしょう。むしろ、話すことになってしまったタイミングで、さっさと電話を切ってしまうのが一番です。

留守番電話を積極的に活用しよう

自宅の固定電話は、常に留守番電話設定にしておくことをおすすめします。こうすることで、相手がどのような用件なのかを事前に確認できます。

また、最近はiPhoneもキャリアとの契約不要で留守番電話が使えるようになりました。これを設定しておけば、少しだけ安心です。使い方については、👇の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

Androidスマホも、キャリア契約不要で留守番電話が使える端末も多いです。こちらを設定しておくのがおすすめです。もちろん、キャリアの留守番電話サービスを契約しているなら、それを活用するようにしましょう。

最寄りの相談窓口に連絡を

不安に思った場合や、個人情報を伝えてしまった場合は、すぐに次の相談窓口に連絡してください。

  • 消費生活センター:188(いやや!)
  • 警察相談窓口:#9110

どちらも無料で相談できますし、専門スタッフが適切なアドバイスをしてくれます。一人で判断に迷うより、プロに相談する方が安心です。

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高齢者を守るための家族での対策

この手の詐欺は、特に高齢者の方がターゲットになりやすいのが現実です。ご家族に高齢者の方がいらっしゃる場合は、次のような対策を一緒に考えてみてください。

詐欺の手口を事前に共有しておく

まずは、どのような詐欺があるのかを家族みんなで情報共有しておくことが大切です。今回ご紹介したような「2時間後に電話が使えなくなる」という手口についても、事前に話しておけば被害を防げる可能性が高くなります。

顔を合わせる機会があるときには、「最近こんな詐欺が増えているよ」という感じで、自然に話題にしてみてください。

特殊詐欺防止機器の導入を検討

最近では、詐欺電話を自動で検知してくれる機器も販売されています。このような機器を導入しておくと、安心感が増します。

  • 自動通話録音機
    「この通話は録音されます」というアナウンスが流れることで、詐欺師が電話を切ることが多いようです。価格も数千円程度から購入できるので、導入のハードルも低いですね。固定電話を使っているなら、検討の価値はあると思います。
https://amzn.to/3HaThlb
  • ナンバーディスプレイサービス
    NTTなどが提供しているサービスで、かかってきた電話番号が表示されます。知らない番号からの着信を避けやすくなります。

緊急時の連絡方法を決めておく

「もし変な電話がかかってきたらどうすればいい?」という緊急時の対応方法を、家族で事前に決めておくことも重要です。次のようなルールを決めておけば、いざというときに慌てずに済みます。

  • まずは家族に電話で相談する
  • 判断に迷ったら消費生活センターに相談
  • 絶対に一人で判断しない

定期的な安否確認も効果的

週に1回程度でも構いませんから、定期的に連絡を取り合うことで、詐欺被害の早期発見につながることもあります。私も実家に親が一人で暮らしていますが、見守りカメラとともに「最近変な電話はない?」と連絡するようにしています。これだけでも、不審なことがあったかどうかに気づけます。

ちなみに見守りカメラは、Ringを使用しています。セットアップも簡単で、使い勝手もいいので、見守りカメラとしてはおすすめです。

https://amzn.to/4dJEryb
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まとめ:冷静な対応が一番の防御策

「2時間後に電話が使えなくなります」という電話は、間違いなく詐欺だと考えて問題ありません。実際、公的機関や通信会社が個人宅にこのような緊急連絡をすることはないですからね。

もしこのような電話がかかってきても、慌てる必要はありません。次のポイントを守って、冷静に対応しましょう。

基本的な対応方針

  • 知らない番号には出ない
  • 出てしまったらすぐに切る
  • 個人情報は絶対に教えない
  • 迷ったら専門機関に相談する

相談先の確認

  • 消費生活センター:188
  • 警察相談窓口:#9110

詐欺師たちは、私たちの不安や焦りにつけ込んで騙そうとしてきます。でも、手口を知って冷静に対処すれば、被害を防ぐことは十分可能です。

ただ、自分がいくら用心しても、自分の親とかが引っかかってしまったらどうしようもありません。そのような事態を避けるためにも、この情報を共有しておくことが大切です。

冷静に考えれば、こんな電話は明らかにおかしいことがわかると思います。そのためにも皆で用心する姿勢が重要ですね。

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