【レビュー】iPad用ペーパーライクガラスフィルムを使ってみた|Apple Pencil使用者は必見

iPad

iPadは高価な製品ですから、画面を傷つけないように保護フィルムを貼っている人は多いと思います。しかし、保護フィルムはものすごい数が発売されていて、正直何がいいのかと悩んでしまいます。そこで、自分が今使っていて、良いなと思ったフィルムをご紹介。ちなみに案件ではない完全自腹レビューです。

スポンサーリンク

画面しっかり保護できるガラス製を使いたいけど使えないジレンマ

まず、iPadは非常に高価です。万が一画面を割ってしまったりすると、修理代がバカになりません。最新のiPadの場合、画面割れの修理代は新品のiPadが買えるくらいの値段です。Apple Careに入っていれば修理代はかなり抑えられますが、毎月の出費が増えるので正直あまり使いたくないところ(貧乏なのが悪いのさ)。

そのため、小さい投資で最大の効果を狙うのに保護フィルムを使うのはベターな選択です。画面を保護することを目的とした場合、最も良いのは「ガラスフィルム」を貼ること。耐衝撃性が強く、ある程度の衝撃には耐えてくれます(もちろん完璧ではないので細心の注意は必要ですが)。

しかし、Apple Pencilを使ってノートを取る、絵を描くなどの使い方をしている人にはちょっと悩ましいんですよね。ガラス製って書き味が悪いのです。特に、自分みたいに金属製のペン先に変えている人間にとってガラスフィルムは選択肢に入らない。なぜなら、金属製のペン先はペーパーライクフィルムが必須だからです。
(ちなみにペン先の話は↓で書いています。よかったらご覧ください。)

なので、使う主な目的が「ペンで書く」という人は、ガラスフィルムを選びにくい。そういうジレンマを抱えてしまうのです。

ガラスとペーパーライクのいいとこ取りをしたフィルム

そんなモヤモヤした思いを抱えていた自分ですが、Amazonのセールの際になんだか良さそうな製品を見つけました。それが「ペーパーライクガラスフィルム」です。

これは、ガラスフィルムの上にペーパーライクフィルムがある2重構造になっている製品で、ペーパーライクの書き味を残しつつ、ガラスフィルムの耐衝撃性を確保。つまり、いいところ取りな製品ですね。

購入した製品

実際に購入したのは、Esanikというメーカーの下記の製品。購入したタイプはiPad Pro11インチ向けのタイプで、Amazonのセールだったので1279円(1枚入り)でした。

【2枚入れ】Esanik iPad Pro 11インチ2024 M4 フィルム ガラスフィルム ペーパーフィルム 紙のような描き心地 耐衝撃 硬度9H 飛散防止 気泡防止 サラサラ感 ケント紙タイプ 反射防止 指紋防止 ガイド枠付き 貼り付け簡単 ペン先磨耗防止 アンチグレア アイパッド プロ 11対応
【2枚入れ】Esanik iPad Pro 11インチ2024 M4 フィルム ガラスフィルム ペーパーフィルム 紙のような描き心地 耐衝撃 硬度9H 飛散防止 気泡防止 サラサラ感 ケント紙タイプ 反射防止 指紋防止 ガイド枠付き 貼り付...

当然の話ですが、使っているiPadによって選ぶフィルムが違うのでご注意を。ただ、どんなに高くても2枚入りで2500円ぐらい。大分お手頃な価格ですね。

届いたもの

というわけで、早速届きました。見ての通り、非常にシンプルなパッケージです。

開封して中身をチェック。中に入っていたのは、保護フィルム、ガイドフレーム、取説、ホコリ取りのシール、アルコールシート、ドライクロス。どれも保護フィルム製品に同梱されているものですが、ガイドフレームは便利そうな気がします。
(後述しますが、本当にあって良かったと思いますよ、ガイドフレーム)

取説を見て見ましたが、特に日本語がおかしな点は見当たりません。貼り付け方の動画が案内されているので、これを事前に見ておくと安心です。

日本語がおかしくないと言いましたが、一番大きく書いているところでちょっと変な表記を見つけました。なんかかわいらしい。

実際に使ってみた感想

「いいとこ取り」というと良いもののように聞こえますが、意地悪な見方をすると「どっちつかず」とか「中途半端」とかの可能性もあるわけです。底意地の悪い自分は、どうしても後者を疑ってしまいます。
そこで、早速この製品を使ってみて、思ったことをつらつらと書いていきます。

とにかく貼りやすい

自慢できることではありませんが、自分は天性の不器用です。今まで何度も保護フィルムを貼ってきましたが、ほぼ100%の確立で気泡を入れてしまっています。どうしようもない人間です。
そんな自分ですが、ほぼ気泡を入れずに一発で貼るのに成功したのはこれが初めてです。

この製品には貼るときに装着するガイドフレームが付いてくるので、位置がずれるという心配がありません。そして、実際に貼るときですが、スーッと貼り付けると、本当に気泡が入らずに貼れるのです。ちょっと驚きました。こんなにカンタンに貼れるのかと。

↓がこのメーカーが公開している貼り方の動画ですが、本当にこんな感じで貼れるのです。これはいい。

1:10あたりからフィルムを貼る場面になっていますが、こんな感じでスーッと貼れます。気持ちよかったです。これは本当にすごいと思いました(なんか語彙力がないな)。

付属のクロスは使わないほうがよい

話がちょっと前後しますが、フィルムを貼る前に必ず画面を掃除します。
この製品には、掃除のときに使うアルコールシートとドライクロスが付属していますが、これを使っても全然キレイになりません。

むしろ、アルコールシートで拭いてすぐにドライクロスで拭き取らないと、アルコールっぽいものが固着してしまってむしろ汚くなります。しかも、固着したものが落ちにくいので非常に難儀な思いをします。

なので、付属のクロスは使わずに、エレコムのクリーニングクロスなどを使うのがオススメ。

エレコム クリーナー 超強力クロス グレー AVD-TVCC01
テレビの液晶画面に付着した指紋や皮脂、本体にたまったホコリなどのしつこい汚れを一気に拭き取るドライタイプのクリーニングクロスです。分割型構造の超極細繊維「ベリーマX」を使用しています。ベリーマXはKBセーレン株式会社の登録商標です。親水性の...

このクロスは本当に画面をキレイにしてくれるので、1枚持っておいて損はありません。これは騙されたと思って使って欲しい商品です。

書き味はちょっと硬い感じはするが問題なし

書き味は本当に普通のペーパーライクフィルムです。なので、書いているときの感覚は非常に良いです。下にガラスフィルムの層があるので、普通のペーパーライクフィルムよりもやや硬い感じはありますが、大きく気になるほどではありません。むしろサラサラと書けるので気持ちいいです。

先にも述べましたが、自分は金属製のペン先に交換してApple Pencilを使っていますが、特に問題なく、しっかりと書けています。なので、この部分は特に問題ないと言えるでしょう。

表面はややざらつき感が強い

ペーパーライクフィルムは触ったときの感覚が気になるところですね。
ペーパーライクフィルムはどうしてもざらつき感ががあるので、これが強いと指が痛くなってしまうのです。で、このざらつき感は特に指標がなく、メーカーによってかなり異なります。

いくつかのメーカーのフィルムを使ってきましたが、最もざらつき感を感じなかったのはPCライクフィルター専門工房の↓の製品。ここのペーパーライクフィルムは、指で触ってもサラサラしていて指での操作も苦ではありません。

PCフィルター専門工房 iPad pro 11インチ M4 2024年モデル用 フィルム ペーパーライクフィルム 紙のような描き心地 反射低減 保護フィルム アンチグレア 指紋防止
■ iPadpro 11 M4 ( 2024年モデル )対応の液晶保護フィルムです。 ■ 特殊表面形状デザインによりケント紙に鉛筆で描いた時の触感を実現します。

この製品と比較すると、Esanikのフィルムはざらつきがやや強めに感じました。なので、長時間指で操作するのはちょっと厳しいかもという印象です。

なので、普段使いなら問題なさそうですが、ゲームをやる場合はちょっと厳しいかもという印象ですね。ちょっと指が痛くなってしまうかもしれません。
iPadではあまりゲームをやらないので深いレビューはできませんが、そんな印象を持ちました。

なお、ざらつき感はともかく、タッチ操作での操作感自体は特に問題ありません。普通に反応していますので、フィルムを貼ったことによって操作性が落ちるということはないです。

アンチグレアなので画面の鮮やかさは若干落ちる

この製品はアンチグレアタイプです。なので、マットな感じになるので周りのものが映り込んでしまうことはありません(何が安心なのかはお察しください)。

気になるのは、iPadの美しい鮮やかな画像が劣化してしまう点。アンチグレアなので、その特性上、若干の劣化は仕方がありません。しかし、その劣化具合が許容できる範囲かどうかが問題です。

これは人によって評価が分かれるところだと思いますが、個人的には許容範囲です。もちろん、何も貼らないときのクリアな映像は望めませんが、十分キレイに見られると思います。自分は映画やYouTubeを見たりするのに使っているので、特に不便を感じるほどではありませんでした。

ただ、iPadを動画編集とかに使っている人には向かないでしょうね。色の再現性とかが落ちますし、影響が大きいと思います。まぁ、そもそもそういう使い方をする人はペーパーライク系のフィルムを選ばないとは思いますが、、、。一応、念のため。

やはり耐衝撃性はありがたい

実際に落としたり、画面に突撃したわけではないので、どのくらいの耐久性があるのかは測れません(そんな恐ろしいことはできません!)

ガラスフィルムなどで表記されている硬度は「引っかき硬度(鉛筆法)」というもので、「どの硬さの鉛筆でひっかくと傷がつくか」を目安にして、「傷の付きにくさを数値化したもの」だそうです(JISが規格を定めています)。

ちなみに鉛筆の硬さは次の通り。

6B<5B<4B<3B<2B<B<HB<F<H<2H<3H<4H<5H<6H<7H<8H<9H
(9Hはナイフと同等の硬さ。人の爪は2Hぐらいとのこと)

右に行くほど硬くなるということですね。この製品の硬度は「9H」ですので、最も硬いということになります。なので、安心して使えますね。

何度も言いますが、ガラスフィルムの耐衝撃性を持ちながら紙のように書けるというのは唯一無二です。これは本当にありがたい。

iPadで手書きをする人にはオススメできる

iPadは持ち歩くことも多いので、画面を保護することは重要。最初にも述べたように、iPadの修理代は本当に高いので、できるだけ事故らないように細心の注意が必要です。なので、ガラスフィルムの耐衝撃性は必須なところ。

しかし、ペンを多用する人はガラスフィルムが選びにくいというジレンマがありました。なので、ガラスフィルムを貼っておいて、ペンを使うときに着脱式のペーパーライクフィルムを重ねて使うという人もいるほどです。

しかし、ものぐさな自分にとってその方法は面倒すぎます。

今回紹介したペーパーライクガラスフィルムは、このようなジレンマを解消してくれる製品。いくつかデメリットを書きましたが、そのあたりに問題を感じない人なら十分にオススメできる製品だと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました