2026年にA18 Pro搭載の新型MacBookが発売?|特徴・性能・価格・狙いをわかりやすく徹底解説

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最近、2026年前半にA18 Proチップを搭載したMacBookが発売されるという噂が浮上しています。AシリーズチップはiPhoneに入っているチップですが、それがなぜMacBookに搭載されるのか疑問に感じた人も多いと思います。そこで、この噂の新型MacBookがどんな立ち位置になるのか、詳しく解説していきます。

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A18 Pro MacBookって何?基本情報をチェック

まずは基本的な情報から整理しましょう。著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が2025年6月に発表したレポートや、MacRumorsが同じくコード解析で発見した痕跡など、複数の信頼できるソースから報告されている内容をまとめたのが次の情報です。

  • ディスプレイ:13インチ
  • カラー展開:シルバー、ブルー、ピンク、イエローの4色
  • 発売時期:2025年末から2026年前半
  • 価格:699~899ドル(現行13インチMacBook Airの999ドルより安い)

Kuo氏によると、Appleは2025年末から2026年前半にかけてA18 Proチップを搭載した低価格MacBookの量産を開始する予定とのことです。また、MacRumorsはmacOSのコード内で「A18 Pro搭載デバイス」への言及を発見しており、これらの情報の信憑性は高いと考えられます。

なお、ディスプレイサイズについては、主流の情報では13インチとされていますが、TechRadarなどの一部メディアでは「12インチMacBookの復活」という見方もあります。ただし、Kuo氏をはじめとする主要アナリストの多くは13インチで一致しており、こちらが有力な説となっています。

これらの情報が正しければ、従来のMacBookよりもかなりカジュアルな印象になりそうですね。4色展開なんて、iMac G3を思い出す方もいるのではないでしょうか。

なぜiPhone用チップがMacBookに?その理由を探る

「AシリーズチップがMacBookに搭載されるって本当?」と疑問に思う方も多いでしょう。実は、これにはAppleのちょっとした「前例」があるんです。

開発機での実績があった

覚えている方もいるかもしれませんが、AppleがM1チップを発表する前、「Developer Transition Kit(DTK)」というMac mini型の開発機を開発者向けに提供していました。このDTKには、iPad Pro用のA12Zチップが搭載されていました。

つまり、AシリーズチップでmacOSを動かすという実験は、すでに成功しているということですね。

A18 Proの性能は侮れない

「iPhoneのチップで、今のMacが動くの?」と思う人もいると思います。しかし、A18 ProはM1チップと同等、場合によってはそれ以上の性能を発揮するとされています。

特にシングルコア性能ではM1を上回り、グラフィックス性能も日常的な作業には十分な水準に達しているようです。私もM1 MacBook Airを使っていますが、ほぼ問題なく利用できます。動画編集やゲームをガンガンやる方でなければ、まったく問題ないレベルでしょう。

12インチMacBookの再来?それともネットブック的な存在?

ここで気になるのが、この新型MacBookがどんな位置づけになるかということです。

12インチMacBookを覚えていますか?

MacBook (Retina, 12-inch, 2017)(引用:アップル https://support.apple.com/ja-jp/111986

2015年に登場した12インチMacBookを覚えている方はいますか?あの超薄型・軽量・ファンレス設計のMacBookは、当時「ネットブック的」な存在として話題になりました。

ただ、当時搭載されていたIntel Core m3/m5/m7プロセッサは、正直なところパワフルとは言えませんでした。拡張性も限られていて、「見た目は美しいけど使い勝手は…」という評価も多かった印象です。

新型A18 Pro MacBookは何が違う?

今回のA18 Pro MacBookは、12インチMacBookの「美しさ」を保ちながら、性能面の課題を解決した製品になりそうです。特徴をまとめると次のような感じになりそうです。

  • 低価格(699~899ドル)
  • 軽量・薄型
  • カラフルな4色展開
  • 高いモバイル性能(M1相当)
  • セルラー通信対応の可能性

「M1 MacBook Airの後継・置き換えモデル」という位置づけで、特に学生やライトユーザーをターゲットにした製品になると予想されます。

「どこでもネットにつながるMacBook」が実現?

個人的に最も注目しているのが、セルラー通信対応の可能性です。

なぜセルラー対応が期待されるの?

A18 ProはもともとiPhone 16 Pro/Pro Max用のチップですから、セルラー通信機能を統合した設計になっています。iPadでもセルラーモデルが存在するように、MacBookへの応用も技術的には十分可能でしょう。

ただし、現時点ではセルラー対応について公式なリーク情報は限られており、あくまで「可能性が高い」という段階です。一部のアナリストレポートでは言及されているものの、確定的な情報ではない点は注意が必要ですね。

それでも、特に教育市場や学生向けに「どこでもネットにつながるMacBook」として期待されているのは事実です。実現すれば、Wi-Fi環境を気にせずに使える革新的なMacBookになるでしょう。

Appleの戦略的な狙い

AppleはChromebookやMicrosoft Surfaceなどの競合製品が教育市場で成功している現状を見て、本格的に対抗策を打ち出そうとしているのかもしれません。

「常時接続」という利便性を武器に、差別化を図ろうという戦略が見えてきます。

競合製品との比較:Surface、Chromebookとの違い

ここで、競合製品との比較も見てみましょう。

製品主な特徴狙い・ターゲット
A18 Pro MacBook(予想)低価格、軽量、カラフル、iPhoneチップ、セルラー対応の可能性学生、教育、サブ機、モバイル
12インチSurface軽量・薄型、Windows、タッチ対応モバイルワーカー、学生
Chromebook低価格、クラウド重視、教育現場で普及教育市場、エントリーユーザー

MicrosoftのSurfaceシリーズは、モバイル性とタッチ操作を武器に教育・ビジネス市場を狙っています。一方、Chromebookは低価格と管理のしやすさで教育分野を席巻していますね。

A18 Pro MacBookは、この両者に対抗する「新世代ネットブック」的なポジションを狙っているのかもしれません。

ジョブズの「ネットブック否定」から見るAppleの変化と5G搭載の可能性

ここで興味深いのが、Appleの戦略的な変化です。実は、スティーブ・ジョブズは2008〜2009年頃、ネットブックについて「安かろう悪かろう」「使い勝手もパフォーマンスも満足できない」と公然と否定していました(いつもの調子で散々な言われようでしたね)。

ネットブックとは

ネットブックは、2007〜2010年頃に流行した小型で安価なノートパソコンのこと。代表的なモデルに、ASUSの「Eee PC」やAcerの「Aspire One」などがありました。画面は7〜10インチと小さく、CPUも低性能(Intel AtomやVIA C7など)、価格は200〜400ドル程度と非常に安価なのが特徴です。ただし、その分キーボードは小さくて打ちにくく、処理性能も限定的で、「ネット閲覧と簡単な文書作成程度しかできない」という制約があるモデルで、次第に市場からフェードアウトしました。

しかし、時代は変わりました。Appleも今では、iPadや低価格帯のMacBookで新たな市場を模索している感じがします。

「安かろう悪かろう」から「安価でも高品質」への進化

A18 Pro MacBookは、ジョブズが否定したネットブックの「安かろう悪かろう」という概念を根本から覆す製品になりそうです。従来のネットブックとは異なり、「安価でも高品質・高性能」な新たなモバイルMacを提案しようとしています。

パフォーマンスや品質面では従来のネットブックを大きく上回るため、まさに「ネットブックの進化系」として新しい選択肢になりそうです。

Apple独自5Gモデム搭載の可能性

ここからは少し独自の考察も含めます。A18 Pro MacBookには、Apple独自の5Gモデムが搭載される可能性があると思います。

これが実現すれば、iPadのような「いつでもどこでもつながる」MacBookが誕生するかもしれません。外出先でWi-Fiを探す必要がなく、電源を入れればすぐにネットに接続できる環境は、特に学生やモバイルワーカーにとって革命的な体験になるでしょう。

クラウド活用やAIアシスタントとの親和性も高まり、まさに「新世代のモバイルコンピューティング」が始まるのではないでしょうか。もし発売が実現するのであれば、ジョブズが否定したネットブックがこのような形で進化して登場するのは、感慨深いものがあります。

iPadとの棲み分けはどうなる?気になる共存問題

ここで疑問に思うのが、「iPadとの棲み分けはどうなるの?」という点です。確かに、性能的にはM2 iPad AirやM4 iPad Proと、A18 Pro MacBookはかなり近いレベルになりそうです。その点について考えていきます。

ハードウェア性能の比較

まず、スペック面から見てみましょう。

A18 Pro MacBookは、iPhone用のA18 Proチップを搭載しつつ、M1相当のパフォーマンスを発揮すると予想されています。一方、現在のiPad AirにはM2チップ、iPad ProにはM4チップが搭載されており、純粋な処理能力では実はiPadの方が上かもしれません。

でも、ここで重要なのは「性能だけじゃない」ということだと思います。

決定的な違いはOS(オペレーティングシステム)

A18 Pro MacBookはmacOSを搭載し、フル機能のデスクトップアプリが動作します。つまり、従来のMacと同じように、本格的なファイル管理や複雑なマルチタスクが可能です。

一方、iPadはiPadOSで動作し、基本的にはApp Storeのアプリ中心の運用となります。近年はマルチタスクやファイル操作も進化していますが、まだまだmacOSの柔軟性には及ばないのが現状ですね。実際、Macにだいぶ近づいたと言われる「iPadOS 26」を試用していますが、ファイル管理などはMacには遠く及びません。

操作体系の違いも大きなポイント

操作方法も大きく異なります。

項目A18 Pro MacBookiPad (Air/Pro)
主な操作キーボード&トラックパッドタッチ、Apple Pencil
入力方法物理キーボード中心タッチキーボード、手書き入力
マルチタスクウィンドウ操作、複数アプリ同時表示Stage Managerなど(iPadOS 26で大幅刷新予定)

iPadはMagic Keyboardを装着すればラップトップ的にも使えますが、根本的にはタッチファーストの設計です。Apple Pencilでのイラスト制作や手書きメモには圧倒的に優れていますが、プログラミングや複雑な表計算作業となると、まだまだMacの方が使いやすいでしょう。

想定される使い分け

実際の使い分けを考えてみると、こんな感じになりそうです。

A18 Pro MacBookが得意な分野

  • レポートや論文の執筆
  • プログラミング
  • 複雑なファイル管理
  • 外部アプリを多用する作業
  • 本格的な仕事・学業用途

iPadが得意な分野

  • イラスト制作・デザイン
  • 手書きメモ・PDF注釈
  • 動画視聴・読書
  • 直感的な操作が必要な作業
  • クリエイティブ・エンタメ用途

つまり、「本格的なPC作業」をしたいならA18 Pro MacBook、「直感的・クリエイティブな体験」を求めるならiPadという棲み分けになりそうです。

Appleの戦略的な狙い

Appleとしても、この2つの製品ラインは意図的に差別化を図っていると思われます。

iPadは「タブレットならではの自由さ・直感性」を維持し、MacBookは「PCとしての生産性・拡張性」を重視する。ハードウェア性能が近づいても、OSや操作体系で明確な差を保つことで、ユーザーの用途に応じた選択肢を提供しているんでしょう。

これは実に賢い戦略だと思います。無理に一つの製品にすべてを詰め込むのではなく、それぞれの強みを活かした製品を作る方が、結果的にユーザーの満足度も高くなりますからね。

結論:誰のためのMacBook?

さて、この新型A18 Pro MacBookは一体誰のためのデバイスなのでしょうか?

想定されるターゲット

このA18 Pro MacBookを選ぶのは、次のようなユーザーになりそうです。

  • 価格重視の新規ユーザー:999ドルのMacBook Airは少し高いと感じていた方
  • 学生:持ち運びやすく、セルラー対応で授業でも使える
  • 本格的なPC作業が必要な方:iPadではできない複雑な作業をしたい方
  • サブ機需要:メイン機は別にあるけど、外出先で使う軽いMacが欲しい方

前述した通り、iPadとは明確に棲み分けができそうなので、「iPadかMacBookか」で悩んでいた方にとっては、むしろ選択しやすくなるかもしれません。

初めてのMacとしての役割

A18 Pro MacBookは、多くの人にとって「初めてのMac」になる可能性が高い製品です。

現在のMacBook Airは999ドルからという価格設定で、学生や初心者には少しハードルが高いと感じる方も多いでしょう。しかし、A18 Pro MacBookが699ドルからという価格で登場すれば、これまでWindowsパソコンやChromebookを使っていた方でも手が届きやすくなります。

特に注目したいのが学生市場です。大学生協での販売や教育機関向け割引が適用されれば、さらに手頃な価格になる可能性があります。「大学入学を機に初めてMacを買う」という学生が増えれば、その後iPhone、iPad、Apple Watchといった他のApple製品への関心も高まるでしょう。

また、iPhoneチップを採用することで製造コストを抑えられるため、Appleにとってもこの価格帯での提供が現実的になります。これは単なる安売りではなく、新しいユーザー層を獲得するための戦略的な価格設定と言えそうです。

まとめ:今後の正式発表を待とう

A18 Pro MacBookの噂をまとめると、これは単なる「安いMacBook」ではなく、新しいモバイルコンピューティングの可能性を示す製品になりそうです。

SurfaceやChromebookの成功を受け、Appleも本格的に低価格帯・教育・モバイル市場へ再参入する流れと考えられます。2026年の正式発表・発売が待たれる中、今後もリーク情報に注目していきたいと思います。


この記事は2025年7月時点の情報をもとに執筆しています。正式発表まで情報が変わる可能性があります。
参考情報:MacRumors、spotry.meなど複数の海外メディアより

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