知らない番号からの着信は気持ちが悪いもの。そんな知らない番号をすぐに逆引きできる機能がPixelスマートフォンには備わっています。これを知っていれば、すぐにどこからの電話かを確認することが可能です。
知らない番号からの着信は出たくない
たまに、知らない電話番号からの着信があります。ハッキリ言って、こういう番号はよほどのことがない限り出ない方がいいのが経験則です。大抵は営業電話とかですからね。
しかし、重要な電話だったら困ってしまいますので、放置するのも難しいもの。
そこで、電話番号を記憶して、それをウェブで検索するという人も多いでしょう。
最近は「電話帳ナビ」みたいなサードパーティ製のアプリを入れて対策している人もいます（これについては後述）。ですが、それすらも面倒に感じる人もいるかと思います。
もし、お使いのスマートフォンがGoogleのPixelであれば、｢電話アプリから電話番号の逆引き番号検索｣機能を使えば面倒がほとんどなくなります。
この機能は、かかってきた電話番号を完全一致でGoogle検索してくれるというもの。かなり地味な機能ですが、電話番号を覚える必要はなく、その電話番号でサクッと検索できるので、誰が発信した電話なのかをある程度は把握できます。
逆引き検索で電話番号を調べる
現在、この機能が利用できるのはPixelスマートフォンのみのようです。
まず、電話アプリを開き、「履歴」タブで調べたい電話番号をタップします。
メニューが表示されるので、「番号検索」をタップ。
スマホに複数のブラウザーがインストールされている場合は、どのブラウザー使うかを確認してきます利用するブラウザーを選択して「1回のみ」または「常時」をタップします。
（「常時」をタップすると、常にそのブラウザーで開くようになります。）
その電話番号でGoogle検索されます。ここでの検索結果を見てどのような相手からの電話かがある程度判別できます。
サードパーティ製の迷惑電話を識別するアプリは安全？
さて、知らない電話番号からの着信があると、その電話番号を表示してくれるようなアプリがサードパーティから出ています。代表的なところだと携帯電話会社が提供する各アプリや、サードパーティ製のアプリですね。こちらで有名なのは「電話帳ナビ」というアプリでしょうか。
このようなアプリを使うのもひとつの手ではありますが、必ず安全性に問題がないかは確認しておきたいところです。
携帯電話会社が提供する各アプリは、提供元がはっきりわかっており、サポートも受けられるので、ある程度の安全性は担保されています。一方、サードパーティ製のアプリの場合、提供元がよくわからないケースが多いので、用心した方がいいでしょう。ここでは、「電話帳ナビ」を例にしてみましょう。
「電話帳ナビ」とは？
「電話帳ナビ」は元々昔からあるウェブサイトで、かかってきた電話のクチコミをデータベース化しているサイトです。これにより、調べたい電話番号のクチコミ（かけてきた相手は誰だったか、どんな内容だったか、など）がわかります。
このように「電話帳ナビ」というサイトは非常に優秀で、クチコミに登録されている電話番号なら、大抵のことは調べられます。
アプリ版「電話帳ナビ」の問題点
ウェブサイトの「電話帳ナビ」の場合、入力するのは電話番号だけなので、特に大きな問題はありません。問題なのはスマートフォン向けのアプリ版です。さて、どんなところが問題なのでしょうか？
提供元の情報が不透明
まず、iPhone向けとAndroid向けにアプリがリリースされていますが、リリースしている会社が異なります。また、どちらの会社も名前はわかっているのですが、どのような活動をしているのかが不透明です。更にいうと、ウェブサイトの「電話帳ナビ」も運営会社がよくわかりません。
このように、どこがリリースしているアプリなのか不透明という問題があります。提供元がハッキリしていないのはよろしくないですね。
アプリを使うには連絡先の権限が求められる
最も問題なのは、アプリを使う際に連絡先の権限を求められるという点です。
連絡先の権限を許可すると、アプリが連絡先の情報を入手することができるようになります。連絡先には友人・知人・取引先などの名前、電話番号、メールアドレスなど、非常に重要な情報の宝庫ですので、信用できないアプリでは許可したくありません。
もし、入手した情報が悪用された場合は、その影響はかなり大きいものになるのは想像に難くないでしょう。
話は戻りますが、アプリ版の電話帳ナビは、提供元がハッキリとしていません。そのため、連絡先へのアクセスを許可してしまうと、どのように使われるのかがどうもハッキリしません。
大手のアプリでも連絡先の許可はかなり慎重になるところなので、あまりハッキリしていないアプリでは許可したくないと思ってしまいます。
このような問題点があるので慎重にならざるを得ない
断っておきますが、「電話帳ナビ」アプリが危険なアプリといっているわけではありません。ただ、不明な点が多いので、信頼できるかどうかが判断できないんですね。
大手のアプリでもやらかすことはありますが、その際は一定のサポートが期待できます。しかし、提供元の情報がハッキリしない場合は、ただ泣き寝入りになってしまいます。
このような事態を想定すれば、やはり見送るしかありません。
多くのサイトやYouTuberが「電話帳ナビ」アプリをオススメしているので「大丈夫」と判断する人もいるかもしれませんが、上記の問題がクリアできていない以上リスクの方が大きいと思うので、個人的な結論としてはインストールしないとなります。
あと、「電話帳ナビ」以外のサードパーティ製アプリも同様に、このような部分がハッキリしないものが多いので、インストールは慎重にした方がいいでしょう。特に海外製のものはサポートは一切ないと考えていいので、避けた方が無難です。
「電話帳ナビ」アプリの機能面は非常に便利だと思うので、そのあたりの疑問が解消されればいいんですけどね。
Pixelを使っている人は覚えておくと便利
ちょっと話が脱線してしまいましたが、悪いのは何もかも余計な電話をかけてくる人たちです。だから私たちは困るのです（熱い風評被害）。
そんな愚痴はともかく、知らない電話番号の検索というのは当たり前になりつつあるので、Pixelに搭載された｢電話アプリから電話番号の逆引き番号検索｣機能は非常に便利です。
今のところPixelスマートフォンだけで使える機能ですので、Pixelユーザーの人は覚えておくのがオススメです。
同じような機能が他のスマホでも標準機能として使えるといいんですけどね。
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