出かけるときになくてはならないのがモバイルバッテリー。これがひとつあれば、スマホのバッテリーがピンチなときでも安心です。しかし、重いしかさばるのが難点。
もし、出かけるときにiPadを持っていく人なら、iPadをモバイルバッテリーとして使えば荷物を1つ減らせます。
iPadがあればモバイルバッテリーを削れるかも
出かけるときは荷物をできるだけ減らしたいですよね。しかし、荷物がどうしても増えてしまう人は結構いると思います。それは、まさに自分のことなのですが、、、。
普段、仕事などで出かける際は、最低でも次のようなものがカバンに入っています。
- iPhone
- iPad
- キーボード
- モバイルバッテリー
- ミラーレスカメラ
- ACアダプタ
- ケーブル類
- AirPods Pro
- 財布
- 薬
- ハンディファン
典型的なガジェオタのカバンの中身のようで恥ずかしい限りですが、とにかくカバンが重たくて仕方がありません。しかし、大体どれも必須で削れるものがないんですよね。
と、少し前までは思っていました。私は気付いていなかったのです。
iPadがモバイルバッテリーになるということを。
実は、USB-Cを搭載したiPadなら、USBケーブルを接続すれば、モバイルバッテリーとして使えるのです(昔のLightningコネクタ搭載のiPadもできないことはなかったけど、専用の充電ケーブルが必要であまり実用的ではなかった)。
iPadを使っている時間って思ったよりも長くないケースが多くて、フル充電で外出したときだと、帰宅時でも極端にバッテリーが減っていることは少ないです(自分の使い方の場合)。
つまり、その余剰分は他のデバイスに分け与えても問題がないということになります。
ということは、iPadをモバイルバッテリーの代わりに使えば、モバイルバッテリーを荷物から外すことが可能となります。モバイルバッテリーは結構重たいですからね。これはありがたい。
必要なのは市販のUSBケーブルだけ
「iPadをモバイルバッテリーとして使う方法」なんて、仰々しいタイトルをつけましたが、iPadをモバイルバッテリーとして使うのに難しい設定は不要です。
充電に必要なのは、普通のUSBケーブルだけ。例えば、iPhone 15を充電するなら、USB-C to USB-Cケーブルが1本あれば、iPadにつなぐだけで充電できます。
もちろんUSB-Cを搭載したAndroidスマホなども、同様に充電が可能です。つまり、USB-C搭載のデバイスは大抵充電可能です。
ただし、Lightning端子のiPhoneの場合(iPhone 14以前)は、USB-C to Lightningケーブルが必要です。物理的形状が違いますので、これは仕方がないですね。
あと、あまりないパターンだと思いますが、両方ともUSB-Cを搭載したiPadとiPadを接続した場合は、先にケーブルを接続した方が充電されます。
iPadをモバイルバッテリーにする際の注意は?
荷物を減らせるのはうれしいのですが、いくつかは注意が必要です。
急速充電はできない
iPadの充電では、いわゆる急速充電はできないです。そのため、急速充電に対応したモバイルバッテリーに比べると、充電速度が遅いです。急速充電って本当にピンチなときに必要なものなので、余裕を持って充電すればとりあえず回避できますね。
例えば、「iPhoneのバッテリーがちょっとヤバそうだな」と感じたら、カバンの中でiPadとiPhoneを接続しておく。そうすれば移動中に充電できますので、バッテリー切れという致命的な事態には陥らないかと思います。
こんな感じで対処できそうですが、急速充電ができないという点は一応留意しておいた方がいいでしょう。
ケーブルには気をつける
これはiPadに限ったことではないですが、ケーブルによってはトラブルが起きることがあるので注意したいところです。
特に100均などで売っている安いケーブルだと、充電できないなどのトラブルが起きやすいですし、最悪の場合は端末にダメージを与えることもあるので要注意です。
そのため、ケーブルを選ぶときは、MFI認証があるものを選んだ方がいいでしょう。
ちなみにMFI認証とは、Apple社の厳格な品質基準を満たしたアクセサリに与えられる認証のこと(MFiは「Made For iPhone/iPad/iPod」の略称です)。このMFI認証が与えられた製品はアップルが品質を認めた製品なので、変なトラブルが起きにくいです。あと、OSのアップデートで使えなくなる危険も少ないメリットがあります。
事前にチェックする
モバイルバッテリーだとたまにある話ですが、
- ケーブルをつなげたけどうまく充電ができない
- 充電が途切れてしまう
ということが起こることがあります。こういった問題がiPadでも起きないとは限りません。これもケーブルとの相性の話だと思うので、事前にiPadとスマホを接続して、ちゃんと充電できるか確認しておいた方がいいでしょう。
iPadを酷使する人には向かない
これは当たり前の話ですが、外出中にiPadを酷使する人には向きません。iPadのバッテリーがなくなったらそれこそ終わりですので、そういう人は素直にモバイルバッテリーを持ち歩いた方がいいでしょう。
カバンを軽くしたいなら検討の価値あり
カバンが重くて仕方がない!と悩んでいる人にとって、荷物を減らせるのは非常に有り難い話。
つまり、iPadがモバイルバッテリーになることを知っておくとだいぶ幸せになれるかもしれません。
1日外出して、iPadのバッテリーがあまり減らない使い方をしている人なら、iPadをモバイルバッテリーの代用にすることを検討する価値はあるでしょう。
また、普段モバイルバッテリーを持ち歩いている人が、「モバイルバッテリーを忘れてしまった!」みたいな場面でも、iPadが代用できることを知っておくと大分気が楽になるんじゃないかと思います。
というわけで、知っておいて損はない知識なので、頭の片隅にでも入れて置いてもらえるといいなと思います。
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