多くの人が使っているLINEで、ちょっとした変更が発表されました。2025年10月下旬から、「送信取り消し」をできる時間が大幅に短縮されることになったのです。
これまで「24時間以内」だった取り消し可能期間が、なんと「1時間以内」に変更されるというもの。「そんなに短くなるの?」と驚かれた方も多いと思います。
そこで、変更の詳細から背景、そしてユーザーが注意すべきポイントまで、わかりやすく解説していきます。
LINE送信取り消し時間の仕様変更って何?
今回の変更は、シンプルに言うと「送信取り消しできる時間が短くなる」というものです。公式のヘルプページにも詳細が記載されています(LINEヘルプセンター)。
具体的な変更内容は次の通りです。
- 変更前:送信後24時間以内なら取り消し可能
- 変更後:送信後1時間以内のみ取り消し可能
- 実施時期:2025年10月下旬予定
つまり、誤送信に気づいたときの「やり直しチャンス」が23時間も短くなってしまうということですね。これは結構大きな変更だと思います。
変更の背景と公式発表情報
なぜこんな変更をするのでしょうか?LINE社の発表によると、実はちゃんとしたデータに基づいています。
LINE社の調査結果によると、98%以上のユーザーが送信後1時間以内に取り消し操作を行っていることが判明したそうです。つまり、24時間の猶予があっても、ほとんどの人は1時間以内に気づいて取り消しているということですね。
この結果を受けて「それなら1時間でも十分でしょう」という判断に至ったようです。確かに、誤送信って気づくときはすぐに気づくものですよね。
公式のヘルプページにも詳細が記載されており、今後のアップデートで反映される予定となっています。
「送信取り消し」と「削除」機能の違いを整理
ここで改めて、LINEの「送信取り消し」と「削除」の違いを確認しておきましょう。意外と混同している方も多いようです。
送信取り消し機能
- 効果:自分と相手の両方からメッセージが消える
- 履歴:「メッセージの送信を取り消しました」という履歴は残る
- 時間制限:あり(現在24時間が今回の改訂により1時間に変更)
- 取り消したメッセージの復元:不可能
削除機能
- 効果:自分の画面からのみメッセージが消える
- 相手側:メッセージはそのまま残る
- 時間制限:なし(いつでも削除可能)
- 削除したメッセージの復元:不可能
この違い、結構重要なんですよね。「削除」を選んでも相手には丸見えなので、本当に相手の画面からメッセージを消したいときは「送信取り消し」を使う必要があります。
ユーザーへの影響と注意点
今回の変更で、私たちユーザーにはどんな影響があるのでしょうか?
誤送信対応の時間が大幅短縮
一番大きな影響は、誤送信に気づいて対処できる時間が圧倒的に短くなることです。これまでなら「明日の朝に気づいても間に合う」だったものが、「1時間以内に気づかなければアウト」になってしまいます。
特に注意が必要なのは次のようなケースです。
- 深夜に送信して翌朝気づく場合
- 別の人に送るつもりが違う人に送信してしまった場合
- 仕事関係のグループに個人的なメッセージを送信してしまった場合
うっかりミスも怖いですし、「酔っ払って訳のわからないメッセージを送っちゃった」みたいなときに取り返しのつかなくなることが増えそうです。
「削除」ではメッセージを消せない
前述しましたが、「削除」機能では相手の画面からメッセージは消えません。本当に相手に見られたくないメッセージは、1時間以内に「送信取り消し」を使う必要があります。
複数デバイス利用時の注意点
スマホとPC版LINEを併用している方は特に注意が必要です。PC版で送信したメッセージもスマホから取り消しできますが、デバイス間での同期に少し時間がかかる場合があります。余裕を持って対応することが大切ですね。
結局のところ、完全に消せるわけではない
さて、ここまで「送信取り消し」について解説してきましたが、この機能でメッセージを取り消しても、相手側には「メッセージの送信を取り消しました」という履歴が残ってしまうんですよね。正直、送ったメッセージは消せるけど、「何かを送った」ということはわかる仕組みになっています。
これって、結構モヤモヤしませんか?
相手からしてみれば「何が送られてきたのか?」と気になるし、自分としてもすっとぼけるしかないわけで、結局誰も得をしない仕組みなんです。
だからこそ、取り消すようなメッセージは最初から送らないことが一番大切。送信ボタンを押す前に、必ず次のポイントをチェックする習慣をつけましょう。
- 送信先は間違っていないか
- 内容に問題はないか
- 誤字脱字はないか
- 相手にとって失礼な表現はないか
「送信取り消し機能があるから大丈夫」という安心感ではなく、「事前チェックが基本、取り消し機能は最後の手段」と考える方が良さそうですね。
まとめ
2025年10月下旬からのLINE送信取り消し機能変更について解説してきました。
正直なところ、24時間の猶予があることで救われていた場面も多かったと思います。でも、考え方を変えれば「送信前にもう少し注意深くなる」良いきっかけかもしれません。
今回の変更を機に、大切なメッセージを送信する前は一度見直す習慣をつけてみるのがおすすめです。